津居山漁港で釣り

12月18日(日)は、豊岡市の津居山漁港で釣りをした。

津居山までは和田山から直線で33kmほど。車で40〜50分かかる。津居山漁港は城崎温泉の下手、すぐ近くにある。

この大橋が目印になる。この橋のしたではシーバスがよく釣れるらしい。

だが、僕がいつも釣るのはアジとキスである。

アジはサビキで釣る。餌を籠に詰めてそのまま海底に落とす。そして同時に餌のパーティー会場に釣り針を忍ばせて食いついた魚を釣るという方法でやる。

長崎にいたころは水辺の森公園という港でよく釣りをした。たった200円の餌でアジが50匹、キスは20匹釣れたこともあった。それも2、3時間の間で。ほとんどが小アジで、家に帰ってから腹わたを取る作業はかなり面倒だったけど、食費はうんと浮いた。もちろん、いつも釣れるわけではないが。

端っこまで来て、投げ。

ずるずると海底を擦ると、何か引っかかる感じ。ここには海藻が生えていた。海藻やブロックのような障害物の多いところではやりにくい。魚はいるのだろうが、釣り針や錘がそれらに引っかかってしまい、引き上げることができなくなる。根掛かりというやつだ。僕は別の場所で何度も錘と針を捨ててきたので、投げ釣りをやめることにした。そろそろやめようかという時、フグとハゼが釣れた。キスではなくハゼだったときの妙ながっかり感。

津居山漁港で投げ釣りをしたことがなかったので、今回はようやくこの底の環境がわかった。

本日の釣果。アジ、ハゼ×2。今回は、まあ面白くなかった。

ハゼは家に持って帰ってからも、まだ生きていた。海に帰しても生き残る見込みがあるかどうかはわからないけど、まな板の上に乗せても口をパクパクしていて、触ると跳ねた。

頭を落として、三枚おろしにする。生きていたから包丁を入れる時、ビビビビと揺れた。締めるときに痙攣するらしい。初めてのときは緊張したな。前にカサゴを釣って締めるときすごく暴れてヒレで手を切ったことがあった。魚だろうと鹿だろうと、生き物の死ぬ瞬間というのは独特の緊張感があるね。

大きい身はアジで小さいのはハゼ。まあまあかなあ。

キスの天ぷらはふわふわで美味いんだけどな。魚は釣った方が美味いというけどそれは本当だ。ハゼを店で買って食べたことはないけど、アジでも自分で釣った方が美味い。それは感覚的なものではなく、化学的な根拠があるそうだ。

ハゼは今回家に帰っても生きていたから、氷締めだけではダメらしい。釣ったらすぐに殺してやった方がいいかもね。


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