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プラシーボ効果とバーナム効果の違い

 どうもRokuPと申します。

 プラシーボ効果とバーナム効果という言葉を最近よく耳にするのですが、どうやらこの2つを混同して使っている人たちが多い印象でしたので、豆知識程度に解説して参ります。短めの記事ですが、是非最後までお付き合いください。

 プラシーボ効果とバーナム効果は、どちらも心理的な現象ですが、異なる概念です。

 プラシーボ効果は、治療や介入が実際には効果がないにもかかわらず、患者がそれを信じることで症状が改善される現象です。例えば、薬として偽の薬を与えた際に、患者が改善を感じることがこれに該当します。

 そしてバーナム効果は、一般的に誰にでも当てはまるような曖昧で抽象的な記述が、個人に特有のものであると感じさせる現象です。占いなどでよく見られ、たとえば「あなたは時々内向的だが、外向的な面も持っている」というような文が該当します。

 要するに、プラシーボ効果は治療の効果に関するもの、バーナム効果は自己認識や心理に関するものです。

 

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