光造形機について説明しようと思う
積層型のFDMタイプを使ったことがある3Dプリンター使い様向けということで。
まず積層型に比べていいところは、表面の綺麗さにあります。
左が光造形、右が積層型
奥だから見にくいみたいなのはあるかもしれないけれど、ぱっと見綺麗でしょう?
で、麻雀牌をつくったのがこちら。
印刷方向を意識したら綺麗に見えます。
が、側面は積層痕が見えると思います。
左は配牌するときの印刷方向
右はドラ表示のときの印刷方向
こんな感じで印刷方向によって綺麗に見せる面が変わってきます。
多分クリアスプレーとか研磨とかしたらだいぶマシにはなると思うんですけどね。
あと材料ですね、こちらもFDMに比べて2倍高いと思います。
失敗の確率についてですが、FDMよりは多いですし、失敗した後のリカバリにも時間が必要です。
FDMの場合はもじゃもじゃ退ければすぐできますが、光の場合はz軸調整のやり直しが必要ですし、プラットフォームの掃除、レジンバケットの掃除も必要になります。
大体印刷ミスはz軸調整のミスですからね。あとミスるとプラットフォームに印刷物が残りません。
これをやろうとして、
プラットフォームに残るのがこれ
だと、一部印刷ができていないので、レジンバケットに一部が凝固します。
この下のタンクですね。
ここに印刷が失敗したら凝固したレジンが溜まるので掃除する必要があります。
で、印刷に成功した場合には、
この後にアルコールで超音波洗浄。
アンド二次硬化させる必要もあります。
なので工程が2.3個多いんですよね。
というところですかねー。
ああ、あと光造形はuvライトを当ててレジンを
硬化するのですが、パネルが劣化します。
パネルの交換も必要です。
私の場合は1年使って交換しました。
毎日使ってるわけでは無いので何回かは不明です。
が、交換の仕方は下記に書いてありますのでご安心下さい。
そんなところで、以上です。
あーでも時期を見たらレジンを自動で補充したり、印刷速度が速いやつがあるかもしれません。
それを待つのもいいですし、
いまの光造形機で2マンちょいくらいですから、
そこで軽く初めていくのもいいかもしれません。
とりあえず印刷までは力になれると思いますので、疑問があれば是非。
ということで、今度こそ以上です。