2019.12.09 金沢旅行記3日目
宿の部屋から朝日があがる前に起きる。昨日は暗くてよく見えなかったが、海がすぐ側だ。
露天風呂に入って体を温めてから朝食をとる。四角い白いものは、能登の郷土料理のすいぜんというらしく、ナタデココに似た食感で美味しかった。どの料理も朝の微睡みから引き起こしてくれる、それが素晴らしいかどうかは分からない。
チェックアウトし、宿のすぐそばにある温泉に向かった。
お湯は少し熱めで体の表皮が少し赤くなった。肌は膜を纏ったようになり、露天は冷たい空気が心地よかった。休憩所の畳の上で寝転がったり、コーヒー牛乳を飲みながら普段見ないテレビを見たりした。この時点で10時半だったが、昼食まであと二時間あるので、休憩所でそのままゆっくりした。たぶん一時間くらいは寝ている。
妻と会話と呼ぶには乏しい言葉の交換をした。充実した時間だった。
そのあと地元の寿司屋に入った。10貫ほど握ってもらった。大将はあまり笑うようなひとではなく、料理の写真なんか撮ったら怒られるかなと思って撮らなかった。味は言わずもがな最高だった。
バスの時間がかなり長くあり、歩いても駅に着く時間は同じなので歩くことにした。道なりに歩くと和倉温泉のマスコット「わくたまくん」がいる公園に着いた。妻がわくたまくんと写真を撮ろうとしたとき、スズメバチに刺されかけた。
いまこの文章は和倉温泉から金沢までの道中でかいている。タイトルについて金沢だけじゃなく加賀や能登に行っているので、正確には石川旅行者になるはずだったが、今年もとてもリラックス出来た。また来年以降も年末旅行を続けようと思う。
最後に、和倉温泉駅にて用を足した。もう大丈夫だった。
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