７月１日から『ROKUJOの花占い』開始します

初めての恋だった。

いくつもの花弁を千切っては恋の行方を占った遠い日。

その時の占いの結果なんてもう覚えていないけれど、あれは確かに私の初恋だった。

大人になり、私は占い師になった。

何度誰かと夜を共にしたとしても、私はその誰とも契りを交わすことは出来なかった。

おそらくもう、恋なんてできないし、そもそもしたくない。

誰の手も取れずに消えていくのだろう。

占い師は、お客さまと未来との縁を契るのを手助けする仕事だと思う。

千切るのではない。契るのだ。

あの日、どれだけ花を千切っても未来を契れなかった私の代わりに。

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７月１日から、新しい占いの企画を始めます。

１週間に１回、３種類の花の写真を掲載しますのでどれか１本をお選びください。

貴女が選んだ一本が、貴女の１週間の運勢です。

１本１００円になりますが、よろしくどうぞお買い上げください。

それでは、花を摘みに行ってきます。

ROKUJO