人の強さと弱さ・そして価値
久し振りにこの手の記事をかくことになりました
人ってことあるごとに
価値があるとかないとか
損か得か
みたいなことで自分の歩く方向を決めてしまいがちじゃないですか?
もちろん、それが悪いわけではありませんし
それは僕だって同じです
でも、時々耳にしませんか?
「あいつには価値がない」 とか
「僕は価値がない奴だ」 とか
そんな風に悪く思ったり悲観したり、そういう人って世の中には少なからずいるものですよね
そんな意味合いの言葉を聞く度に僕が思うのは
人は価値があるから生きているわけじゃない
生きているから価値が生まれるんだ
って言うことなんです。
もっと言うなら、生きるっていうのは活きるっていうことです
自分のために活きるのだけれど
人って必ず自分以外の誰かと関わらないではいられないから
自分のために活きているだけなのに
どこかでそれが周りの人に影響して
お互いに影響し合って
そこに人としての価値が生まれる
恥ずかしながら、それに気付いたのはある程度の年齢になってからの
ことなんですけどね
じゃぁ、そもそも「価値」とはなんぞや? って話です。
辛い思いをしたり傷ついたり
笑ったり幸せを感じたり
倒れたり挫折したり
意気揚々と何かに取り組んだり誇りを感じたり
そんな心の中に生まれるすべてのこと
同じものを人に与えることもあるし
同じものを人からもらうこともあります
自分の中でだけ抱えるものもあるでしょう
なんであれ、それが価値です
人は誰でも強くなりたいと願うし
強くならなくちゃいけない
そう思う人ばかりです
でも僕は、人は弱いままでいいと思っています
いやむしろ、弱くあるべきだとさえ考えています
それに
強くなりたいと言って強くなったという人を
僕は見たことがありませんし聞いたこともありません
強くなどなれないし
もしも強くなることができたら
大きかったはずの苦しみや悲しみが小さなものになってしまう
そうなればきっと「価値」も小さくなってしまいます
弱くあることで
弱いからこそ生まれる人の価値というものを
苦しみ痛み傷 ばかりじゃなくて
喜び幸せ満足感達成感も含めて
そういう心の中に生まれるものすべてを
抱えて歩けば良いのだと
思っているのです