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夏が大好きだったのに・・・

僕の個人的な話で恐縮ですが、、、
ほんの数年前まで、一年の中で夏が一番好きでした。
若い時にはキャンプへ行き、竈(かまど)で薪を燃やして滝のような汗をかきながらカレーを作ったりご飯を炊いたり、
真夏なのに山歩きをしたりもしてました。
夏は一番元気の出る季節だったことは間違いありません。

年齢と共に体力は低下し、スタミナも減ってきます。
若い時に比べれば早く疲労するし、疲労した体を元に戻すのにも時間がかかるようになりました。
さらにその上に、皆さんもご承知の通り夏の暑さは昔とは比較にならないほど過酷な状況になっています。
今、この記事を書いているまさにすぐ横にあるテレビで、日本の異常な夏の暑さが論じられています。
熱中症で亡くなる人も全国で多数いるようで、東京都が発表しているだけでも、7月28日から8月3日までのたった一週間で86人なのだそうです。
(記事の下段に一部のデータを引用しています)
これ、もはや災害級ではなく災害そのものなんじゃないかと思います。
東京都だけでこの数字ということは、全国だと何人になるんだろうか、
少し怖い感じさえあります。

元々夏男だったので、それでも夏はおとなしくしていようとは思っていません。
が、しかしです。やはり限度があります。

◆ 野球の試合は頑張って一日に2試合までかな?
    僕は野球の審判員なので学童や一般市民なら一試合 1時間半から2時間、
    高校生や一般企業の試合なら3時間ほどグラウンドに立ちます。
    炎天下でも蒸し暑くてもそれは変わりません。
    選手達はベンチの中で涼むことはできますが、審判員は試合をしている間
    は常にグラウンドです。
    頑張っても一日に2試合までが限界かなと・・・。

◆ ツーリングは日帰りなら一日に 400~500kmまでかな。
    若い時は8時間でも10時間でも、走り続けることは何ら苦になりませんで
    した。
    疲れを感じることもなく、なにしろバイクで走っていれば「楽しい」
    の一言でした。
    しかししかし、今の夏の状況でそれをやったら自殺行為に等しいですね。
    さすがにもう無理です。
    1時間に一回は休憩を取り、確実に水分補給と体熱を冷ますことをしない
    ともちません。
    多分、一日に走れる距離は4~500キロくらいまでが限度かな。
    昨日の箱根日帰りでは380キロでしたが、まだ少し余裕はあります。
    高速道路の距離が長くなるのならもう少し走れるかもしれません。

◆ 仕事で客先へ出かけますが、日に何件も訪問はできません。
     昔はこんなこと考えた事ないんですけど、一日に4件くらい訪問すること
     もありました。
     都内なので電車や地下鉄中心で移動します。
     当然ですが、電車や地下鉄を降りたら歩きます。この歩く時間が問題なん
     です。
     電車の駅にただ立っているだけでも汗だくになる上に、暑いというだけで
     何もしなくても疲労します。
     その中で客先と駅までの間を歩くわけですから、日に何件も訪問すると
     さすがに体にきます。
     日に2件までにしておきたい、頑張って3件ならなんとかなるかもしれま
     せん。

プライベートも仕事も、こんなふうに『どこまでなら大丈夫か』なんてことを考えないといけなくなってしまった日本の夏、昔と同じように
『夏が一番好き!』
とは言えなくなってしまった自分がいます。
なんだか残念!

熱中症死亡者数【東京都23区】


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