バイクの孤独と連帯感
車とバイクを比べてもしょうがないんだけど
みんなで車に乗ってどこかにドライブ
目的地に着くまでの社内では
仲間と話したり景色を眺めたり
ワイワイガヤガヤと、楽しい時間を過ごせるよね
バイクってさ
10台で走ろうと20台で走ろうと
運転している間は孤独なんです
中にはインカム使って仲間と会話しながら走る人もいるけど
運転に集中しなきゃいけないからね
車で行くドライブみたいにはいかなくて
結局自分の中にこもるのです
孤独なんです
でもね
バイクを停めて
景色の良い展望台とか
バイクが沢山集まるツーリングの名所とか
バイクを降りてみんなで食事したりコーヒー飲んだり
喫煙所でタバコを吸ったり
そんな時間に感じる連帯感というのは
車でのドライブより強いし大きい
走っている間はあんなに孤独な存在なんだけどね
バイクを走らせている間っていうのは
自分しか頼る人がいないんですよ
完全にゼロなんです
自分で探知して察知して
それを基にどんな操作をするのか
ブレーキをかけるのかアクセルを開けるのか
それとも体重移動するか
自分で考えて判断して
それによって操作をするのも自分自身
誰かが介入する余地なんてまるでないんです
よく 「自分を信じろ」 って言うでしょ?
信じるも信じないもなくて
そんなことさえ考える時間もない瞬間に全部をしなきゃいけないから
信じようが信じまいが
判断した通の操作をするだけ
きっとね
そういうの嫌だなぁって思う人は
皆で同じ車に乗ってドライブするのがいい
でもそういう自分しかアテにできないことが
なんだかチャレンジングで自分を試すみたいで
好きだなって思える人は
今すぐにでもバイクに乗ればいい
男だろうが女だろうが
10代の若者だろうが60代の年配者だろうが
大した問題じゃないよ
そうやって自分で自分の方向を決めたバイク乗りの集団が
マスツーリング
バイク乗りの誰もがそうやってバイクを走らせていることを
互いに知っているから
連帯感だってしっかり生まれる
そういう連帯感が
マスツツーリングの魅力かもしれないな
さてと
明日もバイクと走ってくるとしよう