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【エッセイ】いろんなバイク乗り
一言にバイク乗りと言っても、実に色んな人がいますね。
大型には乗ろうとしない人
大型ばかりに乗る人
たまにツーリングする人
暇さえあればツーリングしてる人
どんなに長距離を走っても余裕な人
少しでも走れれば満足できる人
ひたすらどこまでも走り続ける人
走るよりも目的地で満喫っしたい人
自分でメンテナンスする人
メンテナンスはまったくしない人
10人10色と言うんでしょうか、ひとくくりにはできないなと思います。
僕が若い頃にはまったく意識していなかったのに、リターンして最近になった気付いたことがあります。
若い時に一緒に走っていた僕のバイク仲間達は、誰一人として走る距離を長いとか短いとか言う人はいませんでした。
ですので、行先を決めたら何キロでも何時間でも、満足するまで走っていたし、夜中だろうと昼間だろうと、走れる限りはいつでも走っていたものです。
そのせいか、僕はリターンした今でも、1日に400キロ、500キロ走ってもまったく平気、場合によってはまだ走り足りないと思うかもしれません。
夜中でも早朝でも昼間でも、必要ならいつでも出動します。
実際、途中の休憩時間も含めて12時間、14時間くらいのツ―リングも何度かやりました。
そのうち、休憩した時間は合計で1時間か2時間くらいでしょうか。
つまり、残りの10時間か12時間くらいはずっとバイクに跨っているわけですが、
そのくらい乗ると「ツーリングしたなぁ」という満足感と納得感があります。
ですが、バイク乗りなら誰でもそうなのかと言うと、
どうやら随分違うみたいで、
1日に100キロ、200キロ走れば満足できる人が案外多いみたいだし、
ツーリングスポットに行けばそこで1時間、2時間、まったり過ごすこともあります。
そうなると1日に走れる距離も必然的に短くなるわけで、
1日使った割には合計で200キロくらいしか走ってなかったという感じのツーリングも経験したりします。
僕の中では300キロくらい走ってやっとツーリングらしい気分になれるので、100キロ、200キロだとツーリングというよりは近所で散歩している感覚なんです。
もちろん、一日200キロで満足している人もそれはそれでありですし、
目的地で美味しい食事を堪能するとか、皆で楽しく会話するとか
景色を楽しむとか・・・
そういう楽しみ方を否定するつもりなんて1ミリもありません。
ただ、趣味志向、嗜好の差があまり大き過ぎると、どちらかが辛いこともあるのかななんて思ってしまうわけで、
200キロで終わると僕には物足りないし不完全燃焼。
でも400キロ走るとなるとまったりしたい人にとってはただ走ってるだけで何も楽しめない・・・
多分、僕のような長距離志向の人間が他の参加者に合わせる方がいいんでしょうね。
長距離志向が短距離志向に合わせることはできても、
短距離志向の人が長距離志向の人に合わせるのはかなり無理を強いることになりそうです。
ツーリングのペースもそうですよね。
常に速いペースで走りたい人と、ゆっくりのんびり景色を見ながら走りたい人とでは一緒に走れる気がしません。
集団行動ができないならはじめから別のグループでツーリングすればいいでしょって話になってしまいます。
これも、速いペースで走れる人達が、ある程度はのんびり派の人に合わせないといけないんじゃないかなと思います。
次のツーリングはどんな志向の人達と走るんでしょうかねぇ・・・・