仕事上の不便
仕事上の僕のお客さんはあちこちにいます。
アメリカ、イギリス、シンガポール、インド、オーストラリア、香港
この辺の国の人が多いかな。
全部が全部ではないけれど、とっても多いのが
『見積ください』
という依頼です。
IT関連なので、お客さんが使うパソコンから
プリンター、ネットワーク機器
オフィスや店舗で使う大型モニター
まぁ、機器の種類はもちろん、同じメーカーの同じ製品でも
細かく見ていくと仕様も細かく違うものがあるので
機種、型番、スペックを決めてもらわないと
ただ見積ってくれと言われてもやりようがなかったりします。
もう15年くらい前になるかなぁ、本当にあった話ですけど、
本当に 『見積を出してね』この一行だけでメールをもらったんです。
無視してたら、1週間くらいしてその人から催促のメールがきました。
『見積まだ?』 って感じで。
だから何を見積もれば良いか何もわからないと返事をしたら、
やっと簡単な一言か二言が返ってきましたね。
まぁ、お寿司屋さんで例えるなら
『寿司の見積お願い!』
って感じ。
『じゃ、それは巻物?軍艦?それとも握り?』
って聞くと、『握り』とだけ返事が来るようなイメージです。
つい先日もありました。
プリンターが欲しいって依頼。
高さが 1.3メートルもありそうな床置きの本格的なプリンターもあれば
卓上に置いて使う小型なものもあります。
機種によって印刷速度も違うし、
インクジェットにレーザージェット、
用紙はA4だけでいいのか、A3も印刷するのか
スキャナーの解像度はどのくらい欲しいのか
こちらがひとつひとつを質問しないと教えてくれないし、
『お前が選択しろ』
と言うから良さそうな機種で見積を出すと、
今度は、『〇〇ではなくて△△の方が良い』
と言い出す始末。
『だったら始めにそれを言えよ!』
と、僕は怒る(心の中で)わけです。
外国の人って、こういう人は全然珍しくなくて、
特にアジアの人に多いかな。
つい先日もありましたよ。
オフィスの受付に大型モニターを壁に取り付けてくれと言われ、
じゃぁ、どの位置に取り付けるのか正確な位置を教えてくださいというと、
『それはあなたが決めて』だって。
えぇぇっ? 壁の詳細な情報何もないんですけど??
壁がどんな形をしてるのか?
どこにどんな物(梁や柱、電気のコンセントとか)があるのかも
知らされていないのに(普通は図面くれます)、取付位置なんて
決められるはずないでしょ。
なんだかね、本来の仕事に使う時間よりも
その前段階で使う時間の方がとっても多いです。
将来、外資系で仕事をしたいとか、
海外の人を相手にビジネスしようとか、
そんな風に考えている若い世代の方々、
心しておいた方が良いですよ。
かなり日本人とは違います。