ネットやSNSの情報を信じるな!
強い表現のタイトルでごめんなさい
でも、どうしてもどうしても言わずにはいられないのです
動画サイトの中の動画
SNSで流れてくる情報や動画
ネットで公開されている情報
中には正しい情報もあります
でも根も葉もない大嘘も公然と流されています
以前、高速道路で煽り運転をして車を停止させ
被害者を殴った男が逮捕されました
その男と一緒にいた女性が誰なのかとネット上で話題になり
けっか、嘘情報のせいで
まったく関係のない女性がネット上で吊るし上げられるという
事件に発展したのは記憶に新しいことでしょう
しかしこれも氷山の一角でしかなく
ネット上でまことしやかに言われていることは
信じるに値しないものが多数存在しています
アマリング
そんな中、バイク狂いの僕は最近になって 『アマリング』という言葉をよく耳にするようになりました。
これは、オートバイの前後のタイヤを端から端まで全部使いきらないことで
タイヤの表面に端に余っている部分(未使用部分)できるので、これを
『アマリング』(余ったリング(輪))と呼ぶわけです。
いくつかのサイトや動画で、或いはブログかもしれませんが、中には
『アマリングができるのは技量の問題』
という人が見受けられます。
つまり、
「アマリングができる人はコーナーで限界までバイクを寝かせていないので下手だ」
と言いたいようです。
どうかどうか、バイク初心者の人にはこんな言葉を真に受けて欲しくありません。
サーキットを走るなら別ですが、僕らは公道を走っています。
公道を走る上ではタイヤを全部使いきれるかどうかは腕の問題ではなく度胸があるかないかだけの問題です。
アクセルさえ開け続ければ最高速で走れるというのと理屈は同じです。
技量があるかどうかとはなんら関係がないのです。
考えてみてください。
Aさんはあるコーナーを 60km/h で曲がることができます。
タイヤは端まできれいに余すことなく使いきります。
BさんはAさんとまったく同じバイクでまったく同じ環境で同じコーナーを60km/h で曲がることができます。
しかしタイヤの端には数cmの未使用部分があります。
さぁ、AさんとBさん、どちらの方が上手なコーナーリングをできていると言えるでしょうか?
Bさんの方が上手に決まっています。
タイヤを限界いっぱいのところまで使って走るということは安全マージンはゼロです。
Aさんは安全マージンがゼロの状態で 60km/hでコーナーを曲がっているわけです。
Bさんはタイヤに未使用部分があるということなので、まだバンク角としては余裕があります。
もちろんタイヤの限界まで使っていないわけですからAさんに比べれば安全マージンは確保できています。
同じスピードで同じように走行しながらでも安全が確保できるならどう考えてもその方が理に敵っているし上手だと言えます。
こんな風に、ネット上でばら撒かれている様々な意見や考え方。
信じてるのは皆さんの自由なのですから信じるなとは言いません。
ただ、どうか信じる前に
ネット上での誰かの意見や考え方、
ネット上での誰かの情報、
ネット上での誰かのアドバイス。
自分の中で一度考えてみてください。
信じて良い情報なのかをちゃんと確かめてください。
その上で、その情報を取り入れるなに排除するなりをすれば良いと思います。
殆どの似非情報はすぐにバレます。
嘘は見破るのは難しいことではありません。
理に敵っているかどうか考えれば、調べればわかります。
アマリングのこともそうです。
バイクを走らせる誰かの命にかかわることですから、きちんと考えてアマリングマウントに打ち勝ってください。