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バイク乗りの中のカテゴリー

僕がバイクに乗るようになった頃
そう、もう40年も前というのは、バイク乗りはバイク乗りで
その中にはカテゴリーはそう多くなかったように思います

峠の走り屋と族車(暴走族のような改造バイク)と純粋なツーリング
愛好家(林道派も含めて)、
ひとまずレース用とかモトクロスなどの競技専用は公道では走らないので、
それらを除けば大きくはこの3種類くらいなのかな
細かく分けると、この3つのカテゴリーの中にも更に分類できるカテゴリーはあるのでしょうがそれはまた後々ということにしましょうか

バイクを降りて30年ちょっと経った今
なんとなくわかってきましたが、現在はもう少しカテゴリーが増えているような気がします
良いか悪いか、好きか嫌いかは別の話として、時代の流れと共にバイクを取り巻く環境というのもどんどん変わっていくんだなと、まだリターンして半年の僕ではありますが、随分実感するようになりました

◆ リターンライダー

まさに僕がこの中に分類されますね。
20代、30代までバイクに乗っていたけれど、家の事情や仕事、生活環境などの理由でバイクをやめてしまったけど、中高年になって復帰した人達です。
このカテゴリーの中にもいくつかのカテゴリーはあるみたいですね。
大型ツアラーで遠乗りをガンガンやる派と小型中型で近場や地元中心の人とあるようですが、ここではリターン組としておきましょうか。

◆ 旧車愛好家

30年前に族車の愛好者達がそのまま30年後も出没しているのがこの人達のような気がします。
上を向いた丸っこいカウル付きのヘッドライト、丸パイプの直管ショートマフラーでバリバリとけたたましい音を出しながら走るとか。
「30年前は絶対暴走族やってたでしょ?(笑)」 って感じの旧車愛好家ですね。バイクにも傾向があり、CBX400とかFX400などはかなり人気のようです。たまにXJ400やZephyrなんかもいたりします。
年齢層は概ね50代から還暦少し前くらいでしょうか。
さすがに現役だった頃にくらべると周囲への迷惑度は低くなっているようです(笑)

◆ 正統派旧車愛好者

こちらは前者とは違うタイプの旧車好きのカテゴリーです。
改造やカスタマイズにも正統派としてのこだわりのようなものがあり、
納得のいくカスタマイズを信条としています。
往年の名車、例えば GSX1100刀、GS650刀
余談ですが、あまり知られていませんが、日本で最初に刀として販売された元祖 刀はGS650刀です。当時僕の同級生が乗ってました。
CB750F、CB750Kシリーズ、CB400F、Z-Ⅱなど、年代で言えば 1970年代後半から1980年代にかけての人気モデルが多いようです。
メカに詳しく、自分でいじれる人も多いみたいですね。

◆ 純粋ツーリング派

その名の通り、純粋にツーリングを楽しむ人達で、人気スポットへツーリングをして、そこにある有名なお店で美味しい物を食べたり温泉に入ったりすることを楽しんでいる人が多いかな。
バイク女子と呼ばれる人達の多くはこのカテゴリーなのではないでしょうか。
バイクの楽しさと旅の楽しさ、さらにグルメ旅的な楽しさも加わると
一石三鳥的な楽しさを満喫するタイプでしょうね。

この純粋ツーリング派にはもう一つのカテゴリーがあって、僕のなかでは林道マニアもこのカテゴリーかなと思っています。
たまたま走る道路は林道中心ということと、それ用にバイクもオフロードモデルという違いがあるだけで、純粋にツーリングすることを楽しむカテゴリーです。

◆ 隠れ走り屋

ある意味で僕はこのカテゴリーのバイク乗りなんじゃないかと思います。
日頃は真面目なバイク乗りを気取りつつ、ツーリング好きなバイク乗りの
ように振舞いながらも、コーナーの続く峠へ行くと我慢できずに本性を露呈する奴ですね。
一般のツーリングライダーよりは明らかに速いペースでコーナーを抜けて行きます。
でも根っからの走り屋ということではないので、よく言えば安全志向のある走り屋、悪い言い方をすれば肝っ玉の小さい走り屋かな。
まぁ、どっちつかずの中途半端な奴がこの隠れ走り屋と言って良いかもしれません。
もちろん、本物の「峠の走り屋」に遭遇したら道を譲る方です。

◆ キャンプ愛好家

オフロード車に乗る人だけでなく、中にはネイキッドに荷物を満載して出かける人も見かけます。
テントや寝袋があるので、相応に荷物を減らしてもオフロード車だと積載量に限界があるので、大きめなキャリアを付けられるネイキッドになるのかもしれません。
出かけた先で野営したり、焚火で食事を作って食べる、僕もいつかはこんなツーリングをしたいなと思っています。
最近流行の「グランピング」とは明らかに別格の本当のキャンパーに近い人達がこのカテゴリーのようですね。

◆バイク系 YouTuber 

30年前には影も形もなかったのがこのカテゴリーです。
レンタルバイクで「バイクレビュー」 したり、用品やお店、ツーリングスポットの紹介動画など、僕は時々参考にさせてもらっていたります。
ただ、中には「女」であることを売りにして閲覧数稼ぎをしたいのが露骨な動画とか、バイクをオシャレの道具に使っているような動画とか、
あまり好意的な目で見れない、愉快に思えない動画もあったりしますが、
その類のものは僕はバイク系YouTuberとしては見ていませんけど(笑)

◆ カブ愛好家

昭和から長く続く ”カブ” は日本を代表する名車中の名車と言って良いのだと思います。
カブは種類が豊富で、スーパーカブ、ハンターカブ、クロスカブ、中には郵政カブまで手に入れて乗る人もいます。
昔は仕事用のバイクの代表がカブだったんですけど、最近ではオシャレなバイクの仲間入りしているような感があります。
僕個人は、これあくまでも好みの問題なのですが、スクーターやカブのように、膝の間に何もないバイクに乗るのがどうも苦手なので、購入して乗ろうと思ったことはないのですが、でも本当に魅力的なバイクであることは間違いないと思っています。

◆ ハーレー愛好家

ハーレーに乗る人の全員がそうだと言い切れませんが、ハーレー乗りの多くは、バイクに乗りたくてハーレーに乗っているのではなく、
ハーレーに乗りたくて免許を取り、
ハーレーに乗りたくてハーレーを買ったという人なのではないでしょうか。
迫力といい、走りといい、ハーレーにしかない魅力は確かにありますよね。
一部のハーレー乗りの中には、これ見よがしに集団でツーリングしているマナーがよろしくない集団もあったりはしますが、
でも、その魅力はわかる気がします。

バイク乗りの人々を分類して何の意味があるんだろうと、自分でも疑問に思ってしまいますが、
興味本位で昔のバイク乗りと今のバイク乗りを比べたらこんな事になってしまいました。

暇な記事にお付き合いいただき、ありがとうございました!

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