【小旅行記】「六時間の京都」
2023年8月27日。
帰省先の福岡から東京まで新幹線で帰った。
せっかく飛行機じゃなくて新幹線で帰るのだからと、京都で途中下車した。
京都駅の中に京アニのお店があり、驚いた。
先月来た時には無かったのに！
どうやら2023年8月4日から期間限定でオープンしていたらしい。
店の前に、自分が持っているパシフィカと同じカラーリングのギターがあったので、思わず写真におさめた。
（ちなみに、私のギターはPACIFICA212VFM）
帰りの新幹線まであと五時間少しならば、一つの寺社仏閣とお土産屋、銭湯に訪れるくらいがちょうど良いだろうと思った私は、何度か訪れたことがあるけれど、また行きたくなった東寺に訪れることにした。
講堂の中にある立体曼荼羅が一番印象に残った。
めちゃくちゃいい天気。
その場で飲んだ。美味しかった。
東寺を後にした私は、お土産にひやしあめを買うというミッションを果たすために、四条駅へと向かった。
先月来た時に、大垣書店で売っているのを見つけていたので、真っ先に大垣書店へと向かった。
その後は、四条駅周辺をぶらぶら散歩した。
今夜の銭湯はどうしようと考えたときに、鴨川湯が2023年7月29日にリニューアルオープンしたばかりであることを思い出した。
そこで、鴨川湯に訪れることにし、北大路駅前で友人Nと合流することを約束した。
しかし、待てど暮らせど友人Nは集合場所に来ない。新幹線の時間もあるし、先に入っても彼は怒らないだろうと思い「先に入ってます」とLINEし、ひとりで鴨川湯へと向かった。
脱衣所で服を脱ぎながら浴室の方を見ると、なんと、友人Nが髪の毛を洗っていた！
どうやらスマートフォンを家に忘れたらしく、連絡がつかなかったようだ。2人の行き先は鴨川湯なのだから、鴨川湯の中にいれば合流できるだろうと先に行っていたみたいだ。
一ヶ月ぶりの再会がまさか銭湯の浴室内になるとは思わなかった。めちゃ面白い体験をした。
鴨川湯の内装はすごく魅力的なものだった。外、玄関、ロビーに面している番台。年季の入った下駄箱や脱衣所のロッカー。ライオンの口から流れる水風呂。
個人的には真ん中の浴槽の所々に使われていた丸いタイル達が好みだった。
今後書く小説に銭湯が登場する時には、この鴨川湯の様子も影響するだろう。
鴨川湯を後にした私たちは、グリルはせがわでバーグサンドを買い、2人で食べながら、京都駅へと向かった。このバーグサンド、めちゃくちゃ美味しかった。こんな美味しいバーグサンドを出すお店ならば、他の料理も美味しいだろうと思った私たちは、次は店内で料理を食べることを誓った。
改札の前で友人Nと別れ、新幹線へと向かった。
新幹線の車内では駅で買った柿の葉寿司とかぐや姫を愉しんだ。
かぐや姫は、前に京都に来た時にも飲み、気に入った日本酒の一つだ。
六時間程の滞在だったが、大満足の小旅行だった。