最近行った展覧会などのお話し【2024年8月】
2024年6月後半から8月に行った展覧会などのお話しをしようと思う。
今回載せてるすべての写真は、私の愛用しているデジカメであるPENTAX Optio E90で撮影したものだ。
森鴎外記念館「教壇に立った鴎外先生」
教師時代の森鴎外に関する展示が中心だった。
森鴎外が実際に書いた文字が見れたのが良かった。
新宿区立漱石山房記念館「門-夏目漱石の参禅-」
夏目漱石『門』に関するテーマ展示だった。
初版も展示されていて、装丁をじっくり見れた。
また、常設展の夏目漱石が晩年住んでいた漱石山房を再現した展示室もよかった。
東京国立博物館「神護寺 空海と真言密教のはじまり」
今年の春に奈良国立博物館で開催されていた「空海 KŪKAI」展に行きたかったが行けなかったので、東京で行けるこの展覧会を楽しみにしていた。
実際に行ってみて楽しかった。
特に、神護寺三像と呼ばれる「伝源頼朝像」「伝平重盛像」「伝藤原光能像」や「高雄曼荼羅」、「薬師如来立像」が見れて良かった。
2つの会場に分かれていた中で、1つ目の会場の終わりに大きなスクリーンに「高雄曼荼羅」が映されており、その部屋が暗い空間だったので金や銀で描かれた仏の姿が少し浮かんでいるように見えて、実際に空海の時代にこの曼荼羅を見た人はこんな感じで見えていたのかなと思った。
水木しげる記念館「鬼太郎の誕生—生まれかわる四つの物語—」
水木しげるの半生についてが中心の展示だった。
ちょうどやっていた企画展「鬼太郎の誕生—生まれかわる四つの物語—」も面白かった。「鬼太郎の誕生」に関するストーリーは発表媒体を変えて三度描き直されており、それらの違いなどが展示されていた。
京都市京セラ美術館「村上隆 もののけ 京都」
9月1日の会期終了前ギリギリになんとか行くことができた。
(28日深夜 東京発のバスで行き、29日深夜 京都発のバスで帰るという日帰り?旅行で行った。)
一言で言うと、めちゃくちゃ楽しめた。
全ての作品を見て、どの作品も見ていてワクワクするし、すごいなと思ったのだが、その中でも一番印象に残ったのは、「洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip」と「風神図」「雷神図」だ。
最初の入り口近くに展示されていた「洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip」は、細い通路の壁のような場所に展示されていたので、遠くから全体を見るみたいな楽しみ方はできなかったが、その分、細部まで描きこまれた一つ一つの建物やモノ、ヒトを見ることができた。
「風神雷神図屏風」を元に描かれた「風神図」「雷神図」はとても良かった。筋骨隆々で荒々しいのが、「風神雷神図屏風」に描かれている風神や雷神のイメージだが、村上隆版の風神と雷神は、お茶目で飄々とした、まるで近所のおじさんみたいな感じで描かれていた。風神は口笛をピューと吹く感じで風を起こし、雷神はワーと言ってそうな気だるげなポーズで稲妻を出している。その出された雲も稲妻もカラフルでポップな感じで描かれていてカワイイなと思った。
この展覧会に行ったことも含め、今回の京都訪問についてはまた別の記事に書こうかなと思っている。
以上が6月後半から8月に行った展覧会に関するお話しだ。
トーハクの「神護寺」はまだ会期中なので、ぜひ行ってみてほしい。
今後も色々な展覧会に行った際に書きたいと思う。
それでは。
2024年9月1日 六原