「好き」より「正解」を選ぼうとしてしまうのはなぜ?
いつからだろう。
自分の好きより、正解を探すようになってしまったのは。
例えば洋服を選ぶ時。
昔は、まず自分が好きかどうかが最優先だった。
だから失敗も多かった。
どんな色が似合うとかどんな形が似合うかなんて、着てみないとわからなかったから。
でも今はどうだろう?
パーソナルカラーで似合う色がすぐにわかる。
骨格診断なんてものもある。
似合う色、似合う形、失敗のない保証があるものから選んでいるような気がする。
無難だけれど、面白くない。
失敗はないけれど、意外性に驚くこともない。
もちろん洋服選びだけではない。
物を買う時はもちろんのこと、旅行に行く場所、ランチのお店、読む本。。。あらゆる選択の前にまずクチコミをチェックして、少しでも気になるマイナス評価があれば、あっさり選択肢から外してしまう。
失敗する確率は減る。
でも面白くない。
冒険ができなくなっている。
失敗したくない思いが膨らんでいる。
みんながいいと思うものが安心。
みんながいいと思うものが正解。
私はどこにいってしまったのだろう。
私の好きがどんどん小さくなっていって、何が好きなのかわからなくなっている。
もっと自由になろう。
もっと好きなものを堂々と選ぼう。
私が好き。
私の好き。
私は好き。
もっと好きを見つけよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?