【時差日記】7.9 オランダ・アムステルダム編🇳🇱
全く時差ボケもなくぐっすり眠り、朝目覚めた。
私は睡眠が下手くそなので寝れなくなったり寝過ぎたりを心配していたけれど
アラームもかけずにあっさりと起きれてしまった。
朝ごはんを食べがてらお散歩
この辺りのわんちゃんはリードを付けていない子が多くて
みんなトコトコ隣を歩いているのが印象的だった。
お利口で可愛い。
このまま電車にも乗るしカフェやクリーニング屋なんかにも一緒に入っていた。
気温は20度前後
きっと寒いに違いない。とウルトラライトダウンまで持ってきたが
体感温度はさほど寒くなく薄手の長袖で十分。
太陽が近いんだろうか。
陽がさせば半袖になりたいくらい暑く、太陽が雲に覆われれば途端に寒くなる。
フリースを着ている人もいればタンクトップの人もいてなんだか不思議な感じ。
陽が眩しかったり暗くなったり忙しない。
オランダは大麻と売春が合法の国らしい。
『coffee shop』の文字につられて入ろうとしたら🔞と🍁のマーク
珈琲と大麻を嗜む？
日本語で言うところの『喫茶店』のような感じだろうか。
喫茶店は今やレトロなカフェであって煙草を嗜めるところはほとんどないけどね。
大麻や煙草はそこらじゅうでみんな吸っていて、
フジロックで嗅いだ独特な匂いを思い出し、あれは大麻の匂いだったのか！とあらぬところで答え合わせ。
お昼頃、教会へ
何時だったかちょうど鐘がなった。
教会とは無縁のはずなのになぜが懐かしいと感じた。
おっと、前世か何か？と思ったけれど全然違って、小学校の頃の記憶でした。
ど田舎の小学校なのになぜかオランダ製の大きな鐘があって
授業か休み時間かが終わるタイミングで一日に何度かなっていた。
終わりかけるにつれて独特なリズムになるのは共通なんだろうか。
教会の中にあるながーい椅子に腰掛けて小学校の頃から今までの自分を振り返ってみた。
子供の頃の私は常にぼーっとしていたせいか、中学半ばくらいまでの記憶があまりない。
唯一思い出せるのが運動会や修学旅行ではなく図書館と教室の本棚。
好きな本のタイトルはもちろん、本の並びまで思い出せるくらいには図書館に入り浸っていた。
水曜日のお昼休みはクラスのみんなで遊ぶ決まりだったけど、
参加せずに図書館の窓からみんなが遊ぶところを眺めているような子だった。
あの頃が一番マイペースで一番自由だったかもしれない。
教会はあっという間に時間がすぎる。
子供の頃みたいにぼーっとして過ごした。
次にアンネフランクの家に行こうと思い向かう。
電子チケットを買うとスムーズかな。と思ってサイトを開くと向こう一ヶ月先まで予約でいっぱいだった。おそるべしアンネ人気。
泣く泣く諦めてまたフラフラと街を歩く。
路面電車にケータイひとつで乗れるくらいキャッシュレス化が進んでいるオランダ。
色なお店で『no cash!』の文字を見かけた。
大麻より煙草の方が臭いし鼻に残るなあなんて思いながら歩いていると、
いつの間にか売春宿が集まる『飾り窓地区（Red Light District ）』へ到着していた。
あまりにあっさり入れる。治安も悪くなさそうだし不穏な空気も特にない。
『sex show』『sex worker』と書かれた大きなショーウィンドウの向こう側には
ランジェリー姿の女の人が通行人を招いている。
流石にびっくりしたけどあまりに浮世離れした街並みにワクワクしっぱなし。
私は見かけなかったけれど裸の人もいるらしい。
きっともっと遅い時間になれば Red Light District と呼ばれているだけあって
赤いネオンが街中を照らすのだろう。
その時間帯になればこうやって一人で出歩くのは危険そう。
この辺りはコンドームショップやアダルトトイのお店も充実していて、なんとどこも路面店。
カラフルでポップで可愛い〜
入ってみたかったけど閉まっていた。残念。
随分と性に関して寛容なんだなとは感じていたが、
どうやらオランダでは2001年に世界で初めて同性婚を合法化した国らしい。
なんと23年前。早い。
7月末から8月上旬にかけて行われるプライドパレードは1996年から開催されていて
毎年8月の第一土曜に行われる運河パレードは象徴的とのこと。
旅行の日程が合っていれば参加してみたかったな。
やっぱり日本は遅れてるな〜なんて悲観的に思ってしまったが、
日本で最初に行われたプライドパレードは1994年。
オランダよりも早くに行動していた。
なぜ同性婚どころか夫婦別姓が可決されたり戸籍制度がなくならない…？
そんなことを悶々と考えながら飾り窓地区を歩き回った。
夜にはデンマークへ向かわないといけなかったのでお昼ご飯をつまみながら
広場でゴロゴロした後空港へと向かった。
オランダはホテル代が高いという理由だけで少ししか滞在しなかったけれど
あまりに日本の文化と違いすぎて面白い。
もっと滞在したかったし、次はロッテルダムにも行ってみたい。
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