断線セカンドエイジ を見た

劇団鶴の一声さんの8月企画公演、『断線セカンドエイジ』を見ました。以下、感想です。

・大道具のギミックがすごい!スライドドアの中からタイムマシンが出てきて、回転して、内側もカフェなどの空間として働く よく思いついた&作成した
・時をかけてロケット鉛筆妥当に勤しむ組織とそれを追うタイムパトロール(A軸)、タイムカプセルの話をする旧友(B軸)が同時に進む 前者のパートの訴求力が強すぎてずっとそっちばかり見ちゃった
・荒唐無稽パートと現実パート、両方とも本質としては「幼年期の終わり」「誰かを失っても生活は続く」だと思った 説得力は現実パートの方が強い
・2軸同時構成、やってみたいけど混乱しそう...と思ってたけど世界観がここまで離れてればいけるのかも
・タイムパトロールの銃がちょっとレトロで可愛い 既製品?手作り?
・フリップ「そこはかとなくいやらしい」がバカバカしすぎて笑っちゃった A軸がコメディ要素を一手に担ってる感がある、プールで泳ぐローマ法王みたいな
・スポンジボブが結構重要な役割してて笑った トランスフォーマー(段ボール)、大道具で予算使い果たしたのかな..と思ってたら伏線だった 雰囲気作りのためにBGM流すの原作通り
・ヒーローショーのような暗転▶︎フラッシュ の転換、回る舞台装置を駆使したBBQ▶︎葬式の転換が特に好き
・何度も流れる「ゆうやけこやけ」が、離別の象徴になってる 葬式のラスト、皆で歌い出したとき「このまま終わるのか!?」ってちょっと思った
・最後にA軸、B軸の全てを失った二人が合流するんだけど、それぞれタイムカプセルとロケット鉛筆を置いていくところが良かった 2人とも身内だと思っていた人に裏切られ、素直に悲しみきれず...っていう似た者同士だから尚更、過去に別れを告げるエンドでいいのかもしれない 寂しいけれど

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