「雪の三原色」を見た
劇団コギトさんの「雪の三原色」を見ました。
以下、感想です。
良かったところ
・プロジェクションマッピングとスモークのOPが豪華
・同じ空間がシームレスにアパートからバー、学校へと変わる転換が綺麗だった
・3軸が代わる代わる訪れるけど、キャストが違うから混乱しない。段々と3軸が繋がっていくのが良い。
・子供と先生の演技が特に上手。子供の観察をした?と考えるくらい。「ベストタイミング」、母親の口癖が子供に移ったんだろうな
・「待てよ」とか、「お腹空いた〜」とか、関連性のあるタイミングでシーンが切り替わるのおしゃれ。
・アルバイト役、「次の恋に進みます!」が予想外のセリフで良かった。
・大オチが、ギャグでもあり「なんで手袋が揃ったの?」という疑問への解になっていて良い。
・ワイン、チーズの話が普通に美味しそう。
惜しかったなと感じたところ
※個人の感想です!
・OP、意味深なセリフから始まるのは、本編の日常系とあまりマッチしていないように感じた。
・上に関連して、あらすじがホームページにもインスタなどの広報にもなく、どのような話か調べてから観劇を決める人はちょっと躊躇うかも。
・恋人パートは、雪があまり関係ない?「雪の怖さ」が唐突に出てくるけど、話に絡んでくる感じがしなかった。
・「三原色」がワードとしては出てくるけど、話の本筋にはそこまで絡んで来なかった。エンドロールで3軸が重なる(=白になる)のは綺麗だった。このくらいがいいのかな?という気持ちと、本編でやって欲しかったなの気持ちが両方ある。
・これは私が演劇に「ハラハラ感」を求めているからそう感じるんだけど、恋人パートにフック(この後どうなるの〜?みたいな)が無かった。
・「今日は客ゼロ!」というセリフと、「さっきのサーブ」というセリフが同居していて、矛盾?と思った。ランチ前には客が来ていたと言うのなら、ごめん、店長。
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