自然療法について
自然療法は放置療法でも東洋医学でもない
自然療法と言うと皆さんのイメージはどのようなものでしょうか?
これまで接してきた多くの方が、自然治癒の放置療法とイメージしたり、東洋医学と混同したりします。
でも少し違います。
自然療法とは元々私たちが持っている治癒力や免疫力を最大限に活用しながら、薬に頼らない治療方法が自然療法です。
ですから、よく間違われる東洋医学よりも西洋医学の方に近かったりします。
なぜなら西洋医学の解剖学や生理学そして分子栄養学を考えながら治療方針を決めます。
何より薬剤を使用しないので、基本は自分自身です。
自分自身が主治医となり、自分自身で治療をするのです。
こう書くと「素人の自分がそんな事が出来る訳が無い」と最初は皆さんそう思われるようですが、少し想像力を以て考えてみると分かりますが、例えば貴方が病気になったとします。
そして病院に行き医師に診察を受けるとします。
殆どの場合医師と貴方は初対面です。
診察時間は僅かに5~10分程度。
貴方の症状を見て、必要であれば尿検査や血液検査、或いはCTやMRIなどの検査をします。
そして、ある程度検査が進んだところで診断が下されます。
医師は画像や血液検査などの数値から貴方の病気を診断し、必要な処方を行います。
さて医師が見たものは、現在の貴方の状態です。
しかも外形上の症状でしかありません。
貴方の事は何も分からず、貴方の生活も何も分からず、貴方が食べた物や飲んだ物も何も分かりません。
ところで貴方の身体は何で出来ているのでしょう?
物質である事は当然ですが、貴方の身体は貴方が食べた物・飲んだ物・吸った物以外に貴方の身体を構成するものがあるでしょうか?
今回このブログで連載しているような糖尿病は例外ですが、通常は食べた物・飲んだ物・吸った物以外では貴方の身体は作られません。
病気になる為には、病気になる理由があります。
そして貴方の病気は、貴方が食べた物・飲んだ物・吸った物で作られています。
それを無視して「薬を飲めば治る」は本来あり得ない事なのです。
何故なら現在も病気である貴方は、原因物質を身体に取り込み続けているからです。
病気になる素を取り続けて薬を飲めば治るは、あり得ない話だと思いますが如何でしょうか?
でも、そんな疑問を持つ事もないほど、私たちは「薬を飲めば治る」ということを刷り込まれています。
これは私の著書「99%の方が知らない膝痛の治し方」ですが渾身の一冊です。
この本では薬に頼ることなく、自分自身で膝の治療が出来る方法が記されています。
個人差がありますから一概には言えませんが、膝の痛みに対する想定する治療期間はおよそ1週間から10日ほどです。
巷では、TVや新聞を中心に「やれ軟骨成分が」やれ「コンドロイチンが」がと宣伝されている膝痛の薬たちですが、その実効果はありません。
そしてこれらの薬の効果が無い事は、既に世界のコンセンサスになっています。
でも、日本の中では語られない、なぜでしょう?
さて現在糖尿病に苦しむ方は是非、薬に頼らない方法を模索すべきです。
何故なら薬による低血糖療法で現在の糖尿病が治る事はありません。
血糖コントロールで出来る事は、進行をやや遅らせられる事だけです。
でもそれ以上に様々な弊害が起きてきます。
HbA1cの値で一喜一憂しても、原因である腎臓の血流がそのままでは、意味が無い事にそろそろ気付くべきでしょう。
病気は数値ではありません、貴方が感じる症状が大切なのです。
それでも薬に頼りたい方には何も申し上げることはありませんが、命を縮めたくない方は、是非薬以外の選択肢を模索すべきではないでしょうか?
今回はここまでです。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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