足壊疽の正体は 座って 太って 血管塞ぐ
座るな危険!
多くの足壊疽の患者さんに共通しているのは、糖尿病になる前に着座の時間が長かったことと、急に太り出したこと。
その事で身体の中で何が起きていたのかと言えば、下肢の血流が止まっていたために、腎臓が誤作動を起こした事で起きています。
身体に対して高血糖状態になっているのは、身体の一部が極端に冷え、それを補うために血管内にグルコースを放出、結果血液中にはグルコースが充満してしまったというのが、自然療法的な現在の解析結果です。
一般的に言われている事は、足壊疽は高血糖になったために足の血管が腐った結果とされていますが、この説が無いとは言いませんが、鶏と卵の理論に近いと感じています。
何故ならもしそうであるならば、身体全体に壊疽を発症しなければなりません。
でも現実には壊疽を発症しているのは足です。
ちなみに足壊疽を発症すると手にも痺れが出てきます。
手も足同様に左右ほぼ同時にこの症状は現れます。
ここで足と手の原因を一括りに高血糖原因説で括ると見誤るように感じます。
何故なら手の体温はホルモンの働きによるものが大きく、子供を例に挙げますと、眠くなったときに手が熱くなるといった現象があると思いますが、足の血流が停滞することで、大きな影響を受けるのは腎臓です。
腎臓も膵臓のランゲルハンス島のグルカゴン同様にコルチゾールと言う血糖値上昇ホルモンが存在します。
足の血流が阻害され、腎臓に及べば当然ホルモンの働きで手にも影響が出てきます。
この辺りの詳しい機序は今回割愛しますが、出来れば皆さん自身でこの辺りの構造がどうなっているのか勉強して貰いたいところでもあります。
足壊疽が進まなければ命の危険はないのか?
ずばり問題はここです。
私は足壊疽が進まなければ命の危険はないと考えています。
現在も私自身が実験台ですから、時間と共に事実が分かって来ると思います。
ではなぜ足壊疽が進まなければ命の危険はないと考えるのか?
それは腎臓の働きと密接に関係しています。
下肢への血流が遮断される事で、腎臓への影響が大きい事は、多くの糖尿病患者の皆さんを見ていれば分かり易いと思います。
多くの方が排尿に問題を抱えたり、レイノー現象に悩まされたり、高血圧に悩まされたりします。
その先に緑内障やメニエール病など血圧に密接に関係した症状も現れるようになりますので、糖尿病による腎臓への障害はまさに合併症の総合商社のようになってきます。
また精神的にも糖尿病になると気持ちが不安定になったり、怒りっぽくなったりと、これもホルモンの関係で起こると考えられます。
そのため医療機関で最も嫌がられる患者が糖尿病患者です。
今回足壊疽の解決策としての開発中の技術は、基本的に糖尿病自体を解決するものではありません。
あくまでも足壊疽を回避するためのものですが、想像以上に大きな効果が出ている事もまた事実です。
そう言った意味でも、足壊疽が進まなければ命のリスクは大幅に減らせると考えています。
患者の皆さんはもう少しだけお待ちください。
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