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私の人生を変えてくれた本

こんにちは、ろこです。
今回は、私の人生を大きく変えてくれた本についてご紹介します。

その本がこちら。

この本と出会ったのは、高校3年生の冬。
通っていた塾の近くにあった大型書店で、
本の立ち読みをしていた時でした。

おそらく受験用の参考書を見に行ったんだと思うのですが、ふらっと立ち寄った詩集コーナーで、この本を見つけました。

求めない――すると いまじゅうぶんに持っていると気づく
求めない――すると いま持っているものが いきいきとしてくる
求めない――すると 求めないでもいられる自分に驚く

加島祥造,『求めない』,小学館

読み始めた途端、私は詩集の世界観と言葉に入り込んで、周りの音が聞こえなくなるほどに。

これまで自分が正しいと
思ってきた、思わされてきた考えが
ガラガラと崩れ、
自分の見える世界が一変した感覚になりました。

「クラス皆と仲良くしなければならない」
「勉強も100%で頑張らないといけない」

など、学校や家族、教科書で学んだ
「こうでなければならない」
にがんじがらめになって苦しくなっていた当時の私は、

この詩集のおかげで
なにかしなければ!
と必死に思わなくてもいい。

「求めない」で良い世界があるんだ…。
と少しずつ思えるようになっていきました。

求めないーすると もともと求める気なんかなかったと知る そそのかされたから 根のない恐れに駆られたから 虚栄にそそのかされたから求めたんだ、と知るよ

加島祥造,『求めない』,小学館

20代前半まで、私はこの本をお守りのようにして持ち歩いていました。

「双子からのネガティブを乗りこえるまで」を書いていて、そう言えば私にとって、この詩集は、私が「私」として生きていく上での世界の見方を教えてくれた1つだったと思い出し、シェアさせていただきました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨

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