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思い立って資格を取るまでのお話(12)

進捗具合の記録

 旦那と、北陸にある私の実家への帰省は、冬はしないことに決めている。どうしても鉄道移動になるので、大雪などでダイヤ乱れが想定されるから。その代わり冬以外の大型連休は、私の実家優先で帰省予定を考えることにしている。ただしここ2年ぐらいは新型ウィルス禍もあり、一度も帰省できていない。下の子に至っては生まれた時を除いて一度も、北陸のじぃじ、ばぁばには会えないまま、2歳の誕生日を迎えた(2021年春時点)。
 2021年のお盆もそうで、少し前までは新規感染者数が一旦減少していたのに、再び増加に転じたころ。今回も帰省は見送りになった(旦那実家には帰省でき、私の実家にできなかったのは、新型ウィルスに対するそれぞれの実家の温度差もあるのだが、ここでは割愛する)。
 帰省したい気もちはありつつ、実は帰省しないほうが私にとっては好都合。お盆はどうせ勉強できないだろうと思っていたのが、わずかでも勉強できるチャンスがあるということだから。

その日やったことの記録

 前回、QuizKnockさんの「QuizKnockと学ぼう」チャンネルを知って、それを利用しながら勉強していたと書いた。動画はだいたいが1時間単位だったので、それをどのぐらい見たかで勉強時間もわかりやすくはなった。
 
 お盆も終わるころから、「どの科目を」「どのぐらい勉強したか(項目名とページ数)」を、ルーズリーフに「お勉強メモ」としてつけ始めた。
 これも、「QuizKnockと学ぼう」の影響だったかもしれないし、それとも自分で思ってだったかもしれない。ここは定かではないが、この記録をつけるようになって、勉強へのモチベーションが、より高くなった。
 「教育原理」の一巡が終わったのが、記録によると2021年8月21日のことらしい。テキストを購入して勉強を始めたのが2021年6月1日だとして、途中思うように勉強できなかった日が、子どものお休み1週間×2回、その他自分の体調などの理由で、合計3週間だったと仮定した。日数計算のうえでは8月はまったく勉強できなかったと置き換え、そうすると、うまくリズムがつかめなかった「保育原理」。わかっているところは飛ばして進めた「保育実習理論」。何となくペースがつかめてきた「教育原理」。この3科目を、だいたい2ヶ月で一巡できたことになる。
 このように記録をつけ始めたことで、その科目を一巡するのに要した時間が「明確に」「はっきりと」わかるようになった。

先の計画

 記録をつけるようになったのは3科目めの「教育原理」の途中からだったので、1科目の一巡にどれだけの時間を要するかは具体的にわかっていなかった。3科目終わった時点での平均値で3週間ぐらいで1科目一巡という「概算」ではあったけれど、もう少し正確な感覚がほしい。
 そのため、4科目め「社会的養護」がどのぐらいの日数で一巡できるかを知りたかったので、記録を続けた。すると、手元の記録によると、2021年8月22日に始めた「社会的養護」の勉強を、2021年9月12日に一巡し終えたようだ。ぴったり3週間。概算と感覚とのずれは、どうやらほぼないようだ。

記録をつけることで「これだけやったんだから!」という実感が「目で見て」わかるようになり、後々試験間際の自分を奮い立たせるのにも役立ちました。

 記録をとったことで「1科目あたり3週間、2ヶ月で3科目」という目安ができ、先の目標が見えてきた。ひとまず、年内に全科目一巡をめざすこと。2ヶ月で3科目なのだから、詰めこみ気味にはなるけれど、10月いっぱいか少し過ぎるぐらいで「子ども家庭福祉」、「社会福祉」、「保育の心理学」。残りで「子どもの保健」、「子どもの食と栄養」の一巡。途中で「忘れないように」、それまで一巡が終わっている科目の過去問題もはさんで。ちょっとペースアップにはなるけれども、それはこの先「いつ」子どもたち、あるいは自分が急に休むことになるかもしれないから、「余白」を少しでも作っておきたいため。余白を消費することなく終わったとしても、それはそれで、全科目の一巡を終えたあとの対策に時間をかけられる。
 とにかく範囲が9科目に渡っているのだから、すぐに内容を忘れてしまいそうだし、できるだけたくさん問題を解いて知識を定着させたいし、同時に理解できていない・どうにも苦手な箇所のあぶりだしもしたい。
 
 記録をつけたことで自分のペースがわかり、「いつまでに」「どのぐらい」「どのあたりまで」の先の予測も何となくできた。目処がたち、目標がより具体的になったことで、勉強をすすめるのが余計に楽しくなった。
 この「記録をつける」のは、本当にオススメ。最初は何となく勉強した科目、項目(テキストのページ数)、「QuizKnockと学ぼう」の動画を利用したなら、動画○本分。ここにだんだん、動画用にカメラを回した日ならカメラのマーク、何となく勉強に乗り気じゃなかった、体がだるかったなど、記入することがだんだん増えていった。こうすることでどんなときに勉強がしやすいか・乗り気でなかったかも、ぼんやりと見えてきた。 
 
 記録をつけることで、ようやく私の勉強スタイルが確立した、と言えると思う。
 6月から本格的に勉強を始めて、このときで2021年9月の半ば。9月上旬までは子どもたちの臨時休園があったものの、幸いなことにそれ以後は年をまたいで1月まではなかったようで、そのため、この計画が割と順調に進んだ。遅くとも年内に科目の一巡を終わらせる。早ければ早いほどよい。と目標を定めて、ここからは勉強量が目に見えてわかる楽しさも加わった。当初のころに比べて慣れてきたこともあって、勉強する時間もうまく見つけられるようになった。

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