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インサイトを見抜くには
今回は「顧客インサイト」について
お話しようと思います。
インサイト?
初めて聞くという方もいらっしゃる
かもしれません。
マーケティング用語のインサイトは
「消費者の隠れた心理」とよく意味
されます。
irodoriでは
「本人さえも気づいていない気持ち」
と表現しています。
本人さえも気づいていない気持ちと
いうのも
??
かもしれませんね^^
気持ち(意識)は2種類あると言われていて
・意識…本人も理解しているニーズや想い
・無意識…本人は理解していないけど
インタビューなどで引き出すことができる
ニーズや想い
インサイトはその奥にある
「本人さえも気づいていない深層心理」
のこと。
例えば、化粧水をつけて乳液をつけるという行動
は皆さんは何のためにしていますか?
「肌が乾燥しないように」
「肌を保護したい」
そう思った人も多いのではないでしょうか?
それが「意識」。
でも、同じ乳液をつけるなら
どんな悩みがクリアできたらいいですか?
と聞かれると、「無意識」のニーズが出てきます。
「くすみをなくしたい」
「乾燥した時の肌がピリッとした感覚をなくしたい」
じゃあ、その奥にある気持ちは
何だろう?と考えていくと
「自分に自信が持ちたい」
だったりします。
乳液をつけるときに
「自分に自信をもてるようになりたいから
買おう!」にはならないですよねw
ただ、潜在的には「ある」気持ちがあるので
そこをイメージできたり
その気持ちをくすぐられると
「これを買いたい」という気持ちに
変化していきます。
「 ターゲット本人さえも気づいていない
気持ちをいかに的確に捉えられるか?」
を徹底的に行っていくのですが
これって正解はなくて
「仮説」なんです。
本人さえ気づいていない
気持ちだったりする。
そのためには
「その人」になりきることが大切。
つまり
「女優になった気持ちで
その役になりきる」
感じ。
「とは言っても、気持ちに入っていくって
難しい」と思われる方もいらっしゃるかと
思います。
そのために、おすすめは
「自分の気持ちを徹底的に解説していくこと」
最近、私も家の中で
自分翻訳機になることを意識しています。
例えば、子どもに対してイライラをぶつけて
しまった時のこと。
今までなら、子どもがお茶を飲むときに
床にこぼしたら
私に余裕がないと
「ねえ、テレビ見ながらお茶を飲んでいる
からだよね(怒)」
ぷんすかしながら、床をふいていたのですがw
あれ?
私、なんでこんなにイライラしているんだろう?
という気持ちを観察していくと
「最近、暑くて上手く寝れなくて純粋に
疲れているな」という気持ちに気づき
それをそのまま、子どもに伝えるようにしています。
「お母さん、今日、イライラしているの。
なぜかっていうと、最近クーラーが壊れて
扇風機で寝てるでしょ。暑くて上手く寝れなくて
体が疲れてるの。
体が疲れているから、イライラしていて
あなたにイライラしていたわけではない」
というようなことを
自分の感情、状態を
翻訳機のように
説明するようにしているんです。
その文化が根付いていくと
自然に家族も
自分の気持ちや
それがなぜ起こっているのかを
少しずつ言葉にして
くれるようになってきました。
すると、自然に「他人」のインサイトも
洞察できるようになってくるんですよね。
少し、遠回りしているように感じるかも
しれませんが
まずは、自分
そして、身近な人
の
・感情
・状態
・それがなぜ起きているんだろう?
・自分(相手)が望んでいることは何だろう?
そんな日々の観察が
顧客インサイトを見抜く観点が
育ってくるように感じています^^