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自己ブランディングに向けての軌跡



ナチュラルブランディングに入塾して2か月半。
昨日は、主宰の彩さんとのセッションの日だった。

私をいつもサポートしてくれている、さっこさんとも初対面。彩さんは動画講座やFBライブをいつも拝見していてさっこさんとはzoomでも何度かお話していて
「はじめまして」と言っていいのか、一言目に戸惑った。


事務所に向かいながら、セッションの前日、さっこさんからもらったメッセージを心に抱えていた。

「本当の核の軸で勝負できていない自分を、自分が一番わかっている本当の核で勝負していきたいんですよね」


この数か月で、ありがたいことに色々なことに
チャレンジさせてもらった。



【備忘録】
・5月…クローズドコミュニティにて
42日間コラムを書いていくチャレンジ
・6月…コラムを見た方からのインビュー依頼
 (10人の方にインタビューをして記事化)
・7月…インタビューを見た方から営業研修依頼
    1か月の打ち合わせを通して9月に実行
・8月…自身の棚卸希望のインタビュー6人
・9月…「思いを言語化する」100人無料live実行
・10月…「思いを言語化する」実践講座開催9名
・10月…コミュニティサロンコラム編集長へ
・11月…サロン経営者からトークスクリプト作成依頼



その中で、実際に行ってみて
一つひとつ自分の手ごたえを感じるもの・感じないもの、気持ちが入るもの・入らないものを
その時々で言葉にしながら自分の核を探す作業をしてきた。


さっこさんから投げかけてもらった、「核となるもの」とは何だろう?ノートに書きだしていた。

・人を深く理解すること
・その中のインサイトを見つけに行くこと
・それを行動軸に落としていくこと


この3つが重なったときに、私は「自身の核」であると感じるのかな……。



そんな思いを抱えながら、彩さんとのセッションに向かった。

彩さんは
私が経験してきたこと、感じたこと、幼少期のこと、私の行動の起点になることを小さく丁寧に紐解いていってくれた。


途中、私の琴線に触れるところが何度かあった。
いつもは、そこに心を大きくは置かないようにしているけれど、まだまだ私の中では癒えていない、でも大切な感情なんだなと改めて感じた。


私のコンプレックスについて、話をした。



私の社会人生活の大半は、人材育成に注力してきた。

少し自信がなかったり、あまり営業で結果がでなかったり
自分で物事を発展させることが苦手だったり
そういう子の立場や気持ちにぐっと近づき、引き上げることは苦手ではなかった。


TOPが大きな旗をふってくれていて、その思いをくみ取りそれを具体化し、仲間を育成するときのマインド・スキルを体系化していくことに重きをおいてきた。

いつのまにか、そういうポジションになることが多かった。

逆に、全くの0から1を作り出し、強い理念を掲げ
多くの人を一度に引き付けるマネジメントすることに憧れを抱いていたけれど、そうはなりきれなかった。

役職があがるにつれ、一つの事業部を任されることでしか存在価値がないと思っていた私にはそこが苦しかったのかもしれない。

彩さんさんから素敵な言葉をもらった。

「今までの考えではコンプレックスでも
新しい考えでは最強の強みになる」

私が新卒で入社した会社は、離職率の激しい
営業会社だった。

私は自分が育ってきた家庭を「居心地のよいホーム」とは思えていなかったところもあり
「私には帰る場所がない。必要としてくれる人がいるところで花を咲かす」そんな思いで仕事をしていた。

入社して1年後には部下が3人いた。
そこから17年、キャリアビジョンになる女性の先輩社員はいない環境の中で自分が道を作るしかなかった。



共に戦える仲間が欲しかった。
毎年、何十人と入社してくる新卒。
営業としてはハードで、誰もができる仕事ではなかった。
だからこそ、「自分だからできる」ではなく
「誰もができる」「その人らしさを生かしてできる」そんなことに向き合い、ノウハウを作っていった。

正直、それで生きていこうとか目的をもってやってきたわけではなく会社を作っていくために、自分ができることやっていたのが「それ」だっという感覚。

最近は、ブランディングと合わせて、広報・PRを学び始めていた私は商品や人をどのように広めていくかを私の武器にしていくのはどうだろう?と思っていた。




私の特性でもある
・誰かのために情熱を注げる
・言葉にできない思いを言語化していくことができる

それが生かせるのではないかと思っていた。



彩さんに「う~~~ん。PRは第3フェーズ、ひろこさんの商品の中ではオプションでいいのでは?」
とアドバイスをもらった。




「外に広げていく(お客様に広げる)」ことよりも「中を固める(仲間に広げる)」こと
こそが
ひろこさんのスキル。


地固めができないと、外には広がらない。
道を切り開いていく思いや能力はあるけど一人では限界があり、それを仲間に広げていきたい人を支える。

「1」を「多」にしていくこと。

技術的なスキルや、理念など、人に属人化しているものを組織にナレッジ化していくこと。
暗黙知を形式知に持っていくこと。

それこそ、ひろこさんが長年やってきてこられたことの強みなのでは?と。

私は自分にあるものではなく、ないものを足さなくてはいけないと、まだ思っていたことに気が付いた。
新規事業で、結果が出せないのは「外に広げるスキルが足りない」それを思っていたことを思い出した。




だから、ブランディングやPRを学んで自分にもっともっと武器がほしかった。

「暗黙知」を調べていくと
「私たちは、言葉に出来るより多くのことを知ることができる」というマイケル・ポランニーの言葉に出会った。



この数か月、私が行ってきた根源はそこだった。
「言葉にしていくこと」

でも、「言葉にする」だけでは自分自身の消化不良があった。


言葉にして、根っこの部分から思いをつなげ、仲間と深く分かちあいそれを体系化した先にあるものが売上をつくる


そこまで作り上げたかった。


そして、なぜ私が「言葉にしていき」「人と人を繋ぐこと」を強みにできるのか?


幼少期~思春期、家庭での居場所を作れず、いつもこの家庭の空気がどうしたら穏やかになれるのか?人の表情、発言をずっと見ていた。



それは決して、ポジティブな経験ではなかったけど
それによって私だから気が付けることがある。

自分の積み重ねてきた嬉しくも悲しくもある経験の先に私の核となるものが生み出されているのだなと改めて繋がった。






今回、彩さんがたどり着かせてくれたことが私のたどり着きたいミッションかは分からない。



でも、まずやってみる。



新しいことにチャレンジしようすると、いつもやってくる「私にそこまでの能力があるだろうか?」
「誰かに提供する何かが、私にはあるのだろうか?」という不安と
何者でもなくなる不安とは裏腹に「何者かに本当になりたいの?」という
自分に対する問いが早速やってくる。そこに押しつぶされそうになる。



この半年、いつもこのパターン。



でも、やらざるおえない場を自分で用意して、相手が求めているものに、どうにかたどり着こうとする過程でしか答えがみえてこないということもよく分かった。

彩さんのセッションの中で、ずっとひっかかっていた言葉があった。

「前の会社に戻れるなら戻りたいですか?」

私は、即答で「戻らないです」と答えていた。
「なぜ?」と聞かれ

「私が、退社した時の残された人の気持ちを思うと
辞めて戻りたいなんて、あまりに身勝手だと思う」
その場で言葉を並べたけど、話しながらしっくりきていなかった。

帰りの電車で、何度も自分に問てみた。
「なぜ?」

退社を迷っていた時、ぼろぼろ涙を流しながら「自由になりたい」と言ったことを思い出した。

会社が悪いわけではなく、会社の文化が悪いわけではなく私自身が、自分に呪縛をかけていて

私が答えを出すことに対して「TOPはどう思うか?」いつの間にか、それに向かって私は生きていた。

その呪縛から解き放たれたかったことを思い出した。それは、「私が私で生きていくこと」そこに突き進みたかったのだと思う。


彩さんと岐路が同じで、一緒に帰りながら
最後、去り際で


「ひろこさんなら、大丈夫!」そう言い放って
電車を降り、駆けていった彩さんの後ろ姿と残してくれた言葉を思い出し、心の奥が熱くなる。

映像で見ていた時は、分かっていたようで感じきれなかった「彩さんも同じ人間」ということを、会えたことで肌で感じた。

皆と同じようなスタートラインで、皆と同じように家族や友人や取り巻く環境があり、葛藤や孤独があり、それを人一倍の覚悟と意志をもって進んできただけ。そして、暗闇のなかでもあきらめずに一つひとつ着実に積み上げてきただけ。

前に進もう。

改めてそう、思えた日に感謝。

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