【残30日】仕事でも休みでも料理をしている
午前中は友人の料理イベントの手伝いで料理。
午後からは店舗に出勤して料理。
料理のダブルヘッダーみたいな1日。
もともとは休みの日に料理なんかするタイプじゃなかった。
10年近く飲食業で働いてきたので、正直飽きてきている部分もあったし、やっぱ時間も手間もかかるから。
今の会社を辞めたら仕事でも料理することはないだろうとさえ思っていた。
でも今年の夏ぐらいからいろんな可能性に挑戦してみたくて、仕事の休みの日にも出張料理人という形で、いろんな場所を借りて料理をするようになった。
それはたまたま参加したイベントで出会った人がすごく楽しそうに料理をしていて、その料理を食べた人たちがみんな笑顔になるのを見たのがきっかけ。
誰かのために料理を作るという行為を客観的に見て、めちゃくちゃカッコよく見えたんだ。
なんで飲食業を始めたんだっけ?
僕の場合、近年は管理職をやったり、店を運営することばかり考えていて、料理自体に真剣に向き合う機会が少なくなっていたように思う。
営業でも決まったメニューしか作らないし、自分が作らなくてもレシピ通り作れば誰でも大体同じ味になる。
ほな別に、自分がやらなくてもエエやん、て。
料理というものを作業としてしか見れなくなっていた。
忙しさのせいで大切なことを忘れていたんだと思う。
でもさ、料理を仕事でやろうなんて人の気持ちなんてシンプルなんだよ。
うまい料理を作って、食べる人に喜んでもらいたい。
だから飲食業やってんだ。
イベントをきっかけに飲食業を始めた当初のようなワクワク感が戻ってきた。
そして料理にまた真正面から向き合うようになった。
店の中だけでは我慢できず、休みの日は自分から出かけていって料理を作らせてもらった。
ありがたいことに、いろんな人に喜んでもらえた。
料理をきっかけにいろんな場所に呼んでもらえるようになったし、何もしなければ出会うこともなかった人たちと仲良くなれた。
うまい料理は人を幸せにする
うまいものをみんなで食べるだけで、こんなにハッピーになれる。
料理ってすげー、魔法みたいやん!
大げさかもしれんけど、本気で信じている。
だからこれからも、みんなで団らんできる場を作っていきたい。
そのために料理は最強の武器だ。
今みたいに毎日店を開けてお客様を迎えるみたいなスタイルではなくなるけれど、来年からも料理や食に関わる仕事は続けていく。
飲食で働いてきて本当によかった。
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