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ほどらで社長日記「やりたいことなんかいらん」

キャリア相談を受けていると「やりたいことがわからない」という悩みを持つ人が結構いる。

結論からいうと、やりたいことなんてなくてもいいのよ。

やりたいことが分からなくて悩んでいる人は「やりたいことがない自分はダメなやつだ」という固定概念に振り回されているだけ。確かに自分のやりたいことに向けて全力で打ち込んでいる人は輝いて見えるだろう。しかし、たまたまそういう人が目立っているだけで、ほとんどの人は本当にやりたいことが分かってない。

誰かに言われたからとか、その時流行っているからみたいな曖昧な理由で、なんとなくやりたいことをやっている風な人も多いのではないだろうか。

僕は昔、仕事で体調を崩してしまった時に、自分がやりたいことが分からなくなってしまった時期があった。それまで信じていた価値観は「世間的に理想とされる成功」であって、自分が本当に求めているものではなかったからだ。

なんのために生きているかホンマに分からんくなってしまった。その時に自分がやり始めたのが、やりたいことを探すのではなく、やりたくないことを避けること。

やりたくないことをひたすら削っていけば、結果的にやりたいことが浮かび上がってくるのではないかと考えた。住む場所は着る服、付き合う人や食べるものなど、あやゆるものに好き嫌いでマルとバツをつけていく。そして、バツになったものはすぐに捨てる。

効果は思っていた以上で、周りが好きなものに満たされていくだけで、物事を前向きに捉えられるようになった。

やりたいことは、これだというものが見つかった時に全力でやればいい。それまではやりたいことをやれる状態を作ることに集中する。

感情に素直になるのが大事。そこを無視してしまうといつか辛くなる。無理してやりたいことをやらなくたっていいのだ。

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