ほどらで社長日記「SDGsと農業」
2021年の田植えもスタート。
日本だけでなく世界中に大きな変化が起こる中で、今年もまた米作りができるのは本当にうれしい。
最近はいろんなところでSDGs(持続可能な開発目標)という言葉を聞くようになった。まだ知らない方はぜひ下記のリンクでわかりやすくまとめてくれているので読んでみて欲しい。
参考▶︎イマココラボ「SDGsとは?」
読んでみて思った。農家って昔からずっとSDGs的な働き方やんね。
農業は基本的に同じ土地で何年も繰り返すことが前提になっている。だから、今年の収穫だけを狙って大量の農薬を投入したりすると土地が弱って、次の年から作物が育たない。
それに農業用水路や里山の環境は多くの人の長年の努力で維持されている。しかも自然が相手なので、人間のエゴだけで決めることはできない。豊かな自然があるおかげで、人間も生かされているのである。
すべてにおいて持続可能でないとそもそも成り立たないのが農業なのだ。
実際に農業をやっていると、地球環境のことにイヤでも興味が湧くようになる。今年の異常な梅雨入りの早さのように、何年続けていても毎年のように初めてのことが起こる。そういう変化を敏感に感じ取り、答えを出していくのが農家の仕事。
もはや見向きもされなくなっていた農業や里山での生活が、一周回って最先端の生き方になってきた。もちろん、課題はたくさんある。しかし、それらをひとつずつ解決して、ニューノーマルな農家としての生き方を確立していくのがライフワークっすね。
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