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【残26日】新人ちゃんがやってきた!

急遽、うちの店に新人が入ることになった。
繁忙期に新戦力が加わるのはありがたいね。
まあ、先輩としては教えるという仕事も増えるので大変ではある。
それでも、新しい人と仕事をすることは自分も新鮮な気分になれるのでキライじゃない。

僕が新人教育についてひとつだけ決めていることがある。
それは「研修中」の名札は絶対につけない。

あれ、どうしても気に入らんのですよ。
だって「研修中」と言われてもどうすりゃいいのよ!って感じがするやんね。
新人だから多少のミスは大目に見ろ、みたいな意味なのか?
そんな中途半端な状態で客前に出しちゃダメでしょう。


研修中は店の勝手な都合

お客様にしたら新人だろうとベテランだろうと関係ない。
お金を払って食事をしている限りはしっかりとしたサービスを受ける権利があるし、店側も全力で期待に応えるのがプロってもんでしょうよ。
それを「研修中」なんて言葉で逃げるのはカッコ悪すぎる。

もちろん新人だからミスしてしまうことはある。
それは仕方のないことだし、チャレンジに失敗はつきものだ。
そういう時こそ先輩がきっちりフォローして、新人の分まで取り返す。
最終的にお客様に喜んで帰っていただければ、お店全体としては満足していただけると思う。

少なくとも、「研修中」という名札でなんとなくお客様に我慢を強いるよりよっぽどいい。
賞賛だろうが批判だろうが、逃げずに受け入れる覚悟があるのがプロなんじゃないの。
喜ばせればほめられるし、ミスすれば苦情を言われるのが当たり前。
そうやってお客様と向き合い続けていれば必ず成長できる。


ちゃんと失敗する

本当に新人に必要なのは失敗させないことではなく、ちゃんと失敗させてあげること。
僕自身も成功体験より失敗の苦い体験の方がよく覚えているし、今の力になっている。
だからこそ、思いっきり好き勝手やらせてくれた先輩方にはホンマに感謝しかない。

「研修中」なんてバリアに守られてたら、型にはまったスタッフしか育たない。
満足はさせられるかもしれないけど、感動はさせられない。
そんなもん何がおもろいねん。
突き抜けたその先からおもしろくなってくるのに。

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