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ほどらで社長日記「講師の仕事」

講師という仕事をしていると自分がエラくなった気になることがある。

ものを教えるということは高いところから低いところへ。基本的には自分より経験の浅い人が多いので、何をやっても感心されたり、感謝される。

「先生」なんて呼ばれた日にゃ、もうね。そら、ありますよ。

だけど冷静になると、それは相対的に高い立場に立っているだけで自分が成長しているわけではない。極端な表現をすれば、過去を栄光を偉そうにしゃべっているだけなのだ。

そこで満足してしまっては成長が止まる。生徒が先生を超えていくのは素晴らしいことだが、簡単に超えられるようなら先生の立場がない。圧倒的な存在感として大きく高く立ち塞がった、超えようにも超えられない壁でなくてはならない。

だからこそ、講師、先生を名乗る人間は一生学び続ける義務がある。自分自身が成長する壁であることを示し続けることで、生徒たちもさらに成長できる。

自分の未来の姿、可能性を提示することも講師の重要な仕事だ。お手本になるべき先人がしょうもない人間だったら、そこから学ぶ人もしょぼくなる。そんなんかわいそうやんね。

講師という仕事はそれぐらいの責任感を持ってやってこそ、めちゃくちゃやりがいがあるし、一生かけてやる意味が出てくる。

結局は、生徒のみんなに育ててもらってるねんな。みんなで一緒にもっと上目指して行こうや!!

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