【残20日】無断キャンセルに思うこと
本日は団体様からご予約をいただいていた。
しかし、予約の時間になっても誰もいらっしゃらない。
もしかして、キャンセルか、、、
イヤな予感がする。
20分ほど遅れて、やっと数人がご来店、
「他の方はいつ頃おそろいになられますか?」
「ちょっと、まだよくわからいないけど、、、もしかしたら来ないかも」
イヤな予感的中。
結局、予約は20名だったのに来店されたのは10名ほど。
キャンセルしないだけマシと思うかもしれないけど、かなり悪質であることに変わりわない。
12月の繁忙期。
当日予約や予約なしでふらっといらっしゃる方も多い。
そんなお客様を何組か断ってまで確保した席は最後まで使われず。
やりきれない気持ちになる。
こんな話、飲食業界ではありふれたことである。
お客様も店員も人間だ
僕は何も、売上を逃してしまったから言っているのではない。
そら売上は上がったほうがいいに決まっているけれど、本当に言いたいのは「約束ぐらいちゃんと守ろうや」ってこと。
予約したなら時間通りに来店する。
人数もそろえる。
その前提の上にこちらも予約を受け付けているんだから。
別に理由があって遅れたり来れなくなったりは仕方がない。
けど、それがわかった時点で連絡くれればいいだけの話。
一言でも連絡があれば、お互い気持ちよくやれるのに。
もし仕事の会議に遅れそうとかあったら絶対に連絡入れるはず。
飲食店の予約だとなんでできないの?
仕事じゃないし、損害が出るわけでもないから?
いやいやいや。
こちとら仕事で店を営業しているし、お客様が来なければそっくりそのまま損害なんですよ。
プロだから予約をいただいたからには、万全の準備をして迎えれられるよう仕込みをしたり、スタッフの人数をそろえたりしてるわけで。
売上だけじゃなく、準備のための時間や労力も全部無駄になる。
飲食店のスタッフだって人間なのよ。
せっかく元気にお出迎えしようとしていた気持ちを踏みにじられてるんだ。
約束を破られたら悔しいし悲しい。
それが人の情ってもんでしょう。
そういう裏切り行為を平気でやってくる人が普通にいる。
しかもエエ歳した大人が。
人としての部分はお互い様。
上下関係なんてない。
飲食人としての矜持
まあ、まだまだお店が実力不足だということもある。
うちの店なんて予約しなくても入れる日の方が多いですよ。
これがもし人気店なら、予約もなかなか取れないし、ちょっとでも遅れたら入れてもらえない。
それぐらいの店ならお客様の方から気を使ってくれるだろう。
だから飲食人はキャンセルされて当たり前なんて思ってちゃダメだ。
お客様にそういう行動をとらせている自分たちにも責任はある。
来れなかった人が後悔するぐらい、最高の時間を提供し続けるくらいの気概がないと。
僕ももっと勉強します。
いつでもお客様に喜んでいただけるような料理や接客を追求していきます。
プロですから。
結果で勝負してなんぼ。
本来ならこんな愚痴みたいなこと言いたくない。
だけど、人生をかけて飲食に向き合っている人もたくさんいるんだということを知って欲しくてこの文章を書きました。
やっぱり飲食って最高の仕事だと信じてるので。
相手のことをちょっとだけでも考えてあげて欲しいなっていう話。
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