自分の食べるものぐらいは自分で作る
農家の息子である自分にとって、農業をすることは当たり前。日常の風景。
東京から戻ってきてからも父親と一緒になって受け継いできた土地を耕している。
田舎で住んでいると「自分のものは自分で作る」という気持ちになるから不思議。まあ、実際作れてしまうのだ。
特に農家の場合、農作物の職業自給率は自然と高くなる。正直買った方が楽ではあるのだけれど、僕は自分で作ることに意味があると思っている。
食べ物は自分の体に入るもの。命そのものと言っても過言ではない。
それを他人に握られているのって、かなりのリスクじゃないんですかね?
特に日本は食料のかなりの部分を海外からの輸入に依存している。戦後復興から高度経済成長にかけて、安い海外産の食料を大量に輸入し飽食の時代を築いた。
しかし昨今のウクライナ情勢や円安なんかの影響で、今は昔。どんどん物価が上がりまくっている。安い食材に慣れてしまった日本人は数十円の値上がりで大騒ぎだ。
最悪、今まで普通に買えていたものが手に入らなくなるかも。たとえそうなったとしても自分で作れさえすれば問題ないやん。
結構クソ真面目にそんなことを考えている。
だからこそ、本当に必要なものは自分で作る。食べ物を自給できるだけで、生存能力は大きく上がるはず。
今年はついに米や野菜だけに飽き足らず、果物やホップにまで手を出し始めた。うまくいけばビールまで自給できるようになる。すなわち、無敵。
本当に強い人は、最後まで生きていた人。
しぶとく生き残れるように今日も畑を耕しております。