ほどらで社長日記「判断せずに理解する」
やろうとしたことが思い通りにできなかった時に、ネガティブな感情になる人は多い。「またできなかった、、、」「どうせ自分なんか、、、」そうやって自分を責める。
冷静に考えると、それって自分が勝手に思ってるだけやん、みたいなことばかりだ。もしかしたら過去に注意されたり怒られたりしたことがあったのかもしれない。だからといって、今回もまたそうとは限らない。
これはもう本能に近い。生物が危険を察知して逃げようとする能力だ。過去の失敗(危険)パターンを記録し、同じような場面になった時、自動的に再生する。そうすることで事前に危険を回避してきたのだ。
しかしそういった本能が、現代社会ではマイナスに働くことも多い。起こってもいないことに不安になって、動けなくなる。そんなん意味ないよね。
人間には本能を抑えるだけの意思と理性がある。感情はコントロールすることができる。
ポイントは出来事と感情を切り離すことだ。
【できなかった事実】と【できない自分はダメ】が直結するからネガティブな気持ちになる。
【できなかった事実】自体になんの意味もない。人間の方がそれに対して【できない自分はダメ】という判断を下すことで、感情が起こる。つまり判断さえしなければ、無駄な感情は起こらないのだ。
【できなかった事実】はあるがままに【できなかったね】と理解するだけでいいのである。そうして一呼吸おいて、【じゃあ、どうしよう?】とできることを考えていけばいい。
こういうことは思考のクセみたいなものなのですぐにはできないだろう。だが意識することで少しずつ変わっていく。感情に振り回されてヘトヘトになるより、穏やかに、かつ力強く自分の理想に向かって進んでいく。
そういう生き方をしたいもんすな。