【最終日】幸せ者
最終出勤日。
この1ヶ月、たくさんの人が会いに来てくれた。
差し入れや温かい言葉、一緒に写真を撮ったり、少ししか話せなかったけど、楽しい時間を過ごさせていただいた。
上司からは「お前は本当に幸せな辞め方できてるな」と言われた。
たしかに、この1年間は会社にはかなりワガママをさせてもらったし、一緒に働くスタッフにもめちゃくちゃ支えてもらった。
体調崩して、普通ならクビになっても仕方がない状況だった僕を受け入れてくれたみんなには感謝しかない。
この会社で働けてよかった。
約10年。
何者でもなかった人間が、少しは人の役に立てるようになれたのはこの会社のおかげ。
上司や周りのメンバーにも恵まれて、少しずつ成長してこられた。
そして、自分だけじゃなく、仲間の夢や目標を応援できたのも最高だった。
店で働く上で絶対に決めていることがあった。
「同じ店で働いて、自分の人生に関わってくれる人には、少しでもプラスになってもらいたい。そのために僕ができることがあるなら全力でやる」
ただ単にお金を稼ぐだけのために店で働いてもらいたくなかったし、どうせ働くならここで働く意味を見つけて欲しい。
社員やアルバイト関係なく、仕事は人生そのものだから。
気持ちの持ち様でいくらでも労働時間に価値をつけられる。
時には厳しいことも言ったけれど、いつか何かの役に立ってくれたらそれでええかなーと思ってます。
最後に社長も会いに来てくれた。
「長い間、ご苦労さんでした!」
ここで学んだことはこれからも絶対に忘れません。
これからは自分なりのやり方で少しずつやっていきます。
この会社が好きで、働くのが楽しくて、それでも辞めるのはイヤになったからじゃない。
このまま東京でやるのも間違いではないけれど、もっと本気になれるものを見つけてしまった。
最後の最後までワガママで本当に申し訳ないけども、それが今の正直な気持ちです。
そんな僕を快く送り出してくれたみんなには一生感謝。
そんな気持ちに応えられるよう、思いっきりやったります。
迷惑ばっかりかけてごめんなさい。
今までありがとうございました。
そして、これからもよろしくです!!
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