【残6日】夢中に働く
焼肉業界に飛び込んで、初めて働いた店にヘルプ出勤。
当時の僕はアルバイト以外での飲食経験はなく、料理はほぼ素人。
「包丁は使えるの?」と聞かれて「自炊してるのでそれなりには!」と自信満々で答えたら、まったく大したことなくて、包丁の握り方から教えられる始末。
会社自体もそんなに大きくなかったので、体育会系的なノリガッチガチ。
上司からの「ここでは肉が切れなければ役立たずだ!」という衝撃的発言で初日がスタートした。
それでも新しい環境で働けることが楽しくて。
店長と年下の先輩からのプレッシャーにもめげず、ぎこちない手つきを威勢のよさでごまかしてました。
焼肉屋で働くようになったのはたまたま配属されたから。
希望とは違う場所。
でも、やってみたら元々肉好きだったこともあり、どハマりした。
仕事に夢中になれるって最高やんね。
毎日いろんな肉を切りまくり、休みの日は焼肉屋を食べ歩いた。
気がつけば社内で1番肉について詳しくなり、肉といえばアイツみたいな存在になっていた。
そこでの積み重ねが今に続いている。
仕事と遊びは分けた方がいいという人もいるけれど、僕にとってはすべてが自分の人生の中で起こること。
境目なんてわからない。
仕事だろうか遊びだろうが自分がやりたいことをやるんだし、同じ時間を使うなら楽しい方がいいに決まっている。
仕事が遊び、遊びが仕事。
それが最強だ。
肉が好きで、それが仕事で遊びにもなっていた自分はホンマに幸せモンや。
会社を辞めても「好きでやる」っていうスタンスはこれからも崩したくない。
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