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ほどらで社長日記「間(はざま)の世代」

フリーランスになって人間関係が圧倒的に若くなった。

もともと少子高齢化の進んでいる田舎を中心に活動してるので年上の方と話すことが多く、30歳後半でも若造扱いだった。しかし、フリーランスの年齢層は20代が圧倒的に多い。おかげでいい感じのバランスで人間関係を維持できるようになった。

僕らぐらいの昭和最後世代は色々なものが変わっていく過渡期の世代なんだと思う。

時代は昭和から平成に変わり、経済はバブル崩壊から失われた10年と呼ばれるくらい不景気が続いた。学生時代は土曜日がじわじわなくなってゆとり教育に。テレビはアナログからデジタルになるし、そもそも娯楽の中心だったテレビはネットにその座を奪われた。通信手段も家電話から携帯、スマホへと急速に変化。海外へ旅行や仕事に行くことも普通になり、働き方の選択肢としてフリーランスが会社員と並ぶぐらいの存在になりつつある。

こんな激しい変化の中を肌で感じながら、10代や20代という多感な時期を過ごしたのが僕らの世代。自然と、変わっていくのが当たり前。絶対なんてものはない、という考えを刷り込まれてきたのかもしれない。

そういう間(はざま)の世だから、上の世代のことも下の世代のことも理解できる。その上で、どう新しい価値観を提示していくのか。それが僕らに課せられた使命なんじゃないだろうか。

やりがいも感じているし、そこにこそ仕事の種は埋まっている。あとは可能性のある種の選定と育成できる環境作り。そんなことを考えているとまだまだできることはいっぱいある。

コワーキングスペースを作ったのもそのためだ。いろいろ実験的な企画も考えているので、ちょっとずつ出していきます。

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