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ほどらで社長「意識したのは再現性」

「名選手、名監督にあらず」という言葉があるように、実績が優秀な人でも必ずしも優秀な指導者になれるとは限らない。むしろ、現役時代の結果は目立たなくても、ひたすら努力と研究を繰り返した経験を生かして、指導者として大成される方も多い。

僕の場合はフリーランスになったのが35歳と遅めで、しかも大したスキルや人脈もなく独立したものだから、始めの頃は苦労ばかりだった。時給100円みたいな仕事もしたし、労働時間10時間越えは当たり前だった。

だからこそ、その状況を早く脱するための方法をいろいろと考えた。意識していたのは再現性。狙って当てることができれば、もしまたゼロに戻ったとしてもまた這い上がることができる。ラッキーパンチには頼らず、確実に積み上げるスタイルだった。

その時に繰り返した試行錯誤が今、教える側になって生きている。去年1年だけでも50人以上の生徒と向き合ってきた。おかげでフリーランスが独立当初に犯しがちなミスや悩みについてはほぼ即答できる自信がある。

自分の経験が誰かのためになるのは本当にありがたい。「自分の人生が正解」というのではなく、「こういう人生もあるで」ぐらいのノリで、選択肢のひとつになれたらこんなうれしいことはない。


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