見出し画像

中学受験、女子校ほどリケジョを求める?

小学4年生、すでに戦いは始まっていたのだった

 7月のある土曜日のこと。土曜日といえど、月一の学校登校の日。
小学4年生の娘はいつも通り登校するも、いつもと違う雰囲気を感じたらしい。仲の良いお友達が何人か休んでいるのだ。最近またコロナも流行っているしと、心配したらしい。しかし、あることに気がついた。休んでいるお友達はみんな同じ塾に通っている子達ということに。

 ここまで聞いて、ここ1年で教育ママへと変貌を遂げた妻はピンときたらしい。

「学校見学じゃない?」

 鬼のような形相でパソコンをかちゃかちゃ触り出し、

「これだね」と写し出したページには、本日、〇〇中学校見学会と書いてある。

 信じられなかった。。4年生といえば、まだ受験まで2年以上ある。自分の経験した高校受験、大学受験で志望校を決めたのは半年前ぐらいだったと記憶している。ましてや、小学4年生当時の自分などは、家の前の原っぱで鼻を垂らしながらバッタとカマキリを捕まえるほか何もしていなかった気がする。

しかし、ここ東京はそんな世界ではないらしい。4年生、すでに戦いは始まっているのだ。

「あんたもいい加減、そろそろ本気になりなさいよ!」
妻の言葉が心に響いた。

教科ごとの配分、やはり重要なのは算数

私にできることといえば、まずは調べること。今回の学校見学の件然り、中学受験経験者の妻といえど知らないことは多い。それもそのはず、ここ20年で受験を取り巻く環境も変化したと言われている。

そういえば、塾の先生からも、志望校を決めてくださいと言われていた。この際、どんな学校があって、どんな子どもが求められているのかをリサーチすることにした。

個人的な拙い経験則だが、教科ごとの配点には、学校の思いが隠されていると信じている。偉大な先人が様々な調査をしてくださっている中で、これはと思うデータを見つけることができた。

学校ごとの配点の違い一覧

https://www.jukenlab.net/entry/keisha-haitenより引用

そして、意外なことに気がついた。

「共学、女子校ほど算数(国語も)の配分が高い」

一般的には算数というと男子が強いイメージが強い。しかし、この配点を見ると、今の女子校は算数に強い子を求めているように見える。特に顕著にその方針を打ち出しているのが、豊島岡である。(「女子御三家」に並ぶ豊島岡、滑り止め校が理系で飛躍)理系の人数が6割となっているらしい。
他にも算数の配分を高くしている理由は、STEAM教育の広がりや、理系人材の育成、医学部進学を視野に入れた教育をしているものと思われる。

共学、女子校を目指す子ほど算数は得意科目にしておいた方が良いということである。

受験算数における計算問題の配分は高そうだ

では、その大事な算数の中でどれほど計算問題があるのか?こちらも引用となるが、配点としては多いところで30%もある。また、合格最低点のうち60%以上が計算問題という学校もある。つまり計算問題でのミスは致命的で、得点源であれば合格にかなり近づくということだ。

https://kidsedujapan.com/articles/math/5775より引用

さて、ここまで調べて、では何を妻に報告し、娘に伝えるか?

「算数得意にしといたほうが良い」「計算問題はケアレスミスをなくす」

我が家の場合は、運が良いことに、小学校低学年の時にそろタッチでそろばん式暗算を習得した。当時の日々の学習が大いに効いており、特に計算は本人も自信を持っている。

ということで、「このまま頑張れば大丈夫!」と明るく伝えたところ、「危機感が足りない」と説教をくらい終了。。

あと2年、子供よりも私のモチベーションが保てるかが心配な今日この頃である。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?