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遊ぶように学ぶ 「Edutainment」と「そろタッチ」 -そろFESの可能性-

Edutainment(エデュテインメント)とは?

Education isn’t fun enough. Entertainment isn’t serious enough.

納得する言葉である。我が子を見ても、Nintendo Switchではあんなに楽しそうに夢中で遊ぶのに、宿題のプリントとなるとなかなか集中しない。勉強は娯楽ほど楽しくないし、娯楽では勉強ほど思慮深くなれない。親としては、遊びは楽しいもの、学習はつまらないものと思ってほしくない。学習も楽しみながら出来ればどんなに良いだろうか?

そんな親の思いを実現する可能性があるのが、Education(教育)と娯楽Entertainment(娯楽)を掛け合わせたのがEdutainment(エデュテインメント)である。この言葉は決して新しいものではない。上野の国立博物館やお台場の未来科学館は楽しみながら学べる施設として我が家も随分お世話になっている。すでに、2012年頃からキッザニア等のエデュテイメント市場の活況ぶりは伝えられ、「体験型エデュテインメント施設」は人気を博してきた。

そして、このエデュテインメント市場は、2018年から2028年までCAGR(年平均成長率)16.1%と急速に拡大すると見込まれている。

The global edutainment market size is expected to grow from US$ 2,553.0 Mn in 2018 to US$ 11,348.9 Mn by 2028 at a CAGR of 16.1% in terms of revenue during the forecast period (2018-2028). 
https://www.pharmiweb.com/press-release/2020-01-10/edutainment-market-size-is-expected-to-grow-up-to-us-11-3489-mn-by-2028

急成長の理由としてはエデュテインメントの持つ可能性が認知されてきたことがあるが、技術の進歩により、新しいカテゴリーのエデュテイメントツールが生まれたことだとも言える。例えば、University of San Diegoの Lathan教授はゲームの要素を備えた革新的な新しいエデュテイメントツールを紹介している。

Edutainment in the Classroom: How Technology Is Changing the Game
https://onlinedegrees.sandiego.edu/edutainment/

この中では、日本でも英語教育に用いられているABC Mouseを含む、語学、コーディングやVRを用いて学べるゲームが取り上げられている。算数を学ぶゲームもあるが、暗算力向上に特化したゲームというのは見当たらない。

エデュテインメントとしての「そろタッチ」

革新的な教育ツールが開発される中でも、そして世界広しと言えど、「そろタッチ」は暗算力向上に特化した稀有なエデュテイメントツールではないだろうか。

「そろタッチ」は子供達が夢中になるゲームの要素や仕組みを活かすゲーミフィケーションの考え方を取り入れている。

日本ゲーミフィケーション協会様からも、ありがたいことに「ゲームみたいに楽しい教室」とのフィードバックを頂いている。

専門的な観点からも、ゲーミフィケーション6要素に該当する仕組みがあると評価を頂いた。

ゲーミフィケーション6要素に当てはめると、
☑️能動的な参加
ゲームに参加(競争や自己スコア更新)。教室を目指して自宅で練習。
☑️称賛の演出
アプリ内でほめられる。先生からリアルにほめられる。
☑️即時フィードバック
スコアがスクリーンにリアルタイムに表示。
☑️独自性の称賛
大きなアクションで喜びを表現。
☑️成長の可視化
自己スコア更新。レベルアップ。壁に貼られた紙のレベル表。レベルアップする毎にもらえる特製缶バッチ。
☑️達成可能な目標設定
授業内で何十もの正解。複数のゲームで競い合う。個々の進捗によるが約1ヶ月でレベルが一つ上がる。

遊ぶように学ぶ、楽しいから学ぶ、まさにエデュテインメントの目指す姿が体現されており、学習する子供達が平均2年未満で暗算上級レベルの達成という学習効果につながっている。

そろFESの可能性

2021年3月に「そろFES」第2弾である「はるFES」が行われた。

そろフェスとは?
世界中のそろキッズがオンラインで暗算対決をする
そろタッチオンライン世界大会/Online World Competition with SoroTouchのこと。

総勢500名、個人戦12ブロック、団体戦42チームのそろタッチ生が暗算を競いあった。全てオンライン、そして、4カ国からの参加者、団体戦初戦はすべて国際試合という文字通り世界大会となった。

暗算力を磨くエデュテイメントツールとして「そろタッチ」は十分ユニークな存在であるが、この「はるフェス」の特筆すべきは、エデュテインメントの持つ楽しいという要素を超えていることである。「はるフェス」というイベントに参加することで、違う地域の子、もっと言うと違う国の子と出会い、暗算力を競い、結果を受けて、感情を揺さぶられる。楽しかったということだけじゃない。悔しい、残念だったという子もいるだろう。この経験は、そろタッチ学習のモチベーション向上に止まらず、きっとこれから生きていく上での大きな経験になると思う。

昨今の状況から、残念ながら、我が家も体験型エデュテインメント施設に積極的に出かけようという環境ではない。これからも進化していく「そろFES」というエデュテインメントを超えたイベントに世界中から多くの子供達が参加し、暗算力をもっともっと磨くきっかけを作ってほしい。

次回、8月にそろFESが開催予定です。

そろタッチ公式HP: https://www.sorotouch.jp

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