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【保育士試験筆記独学一発合格】1週間前に自分に合った勉強法を思い出したアラフォーの受験記

諸事情で保育士資格が必要となり、1年程前に受験を決意したものの、やる気が出なくてなかなかテキストを読み進められず……(1年あったのに最初の2分野の社会福祉と子ども家庭福祉しか読めてない)
さすがにこのまま受験するのはヤバいと思い、受験8日前くらいにメルカリで要点ブックと一問一答集を入手して、悪あがき的に勉強再開。でもこの悪あがきのおかげで合格できたので、一応記録に残しておきます。

ちなみに令和6年前期で受験できなかったのは、申込に最終学歴の修了証明書が必要なことを把握していなくて、必要書類の取り寄せが間に合わなかったためです(卒業証書でいいのかと思ってたポンコツ)……


受験時期:令和6年後期

試験会場に着いて、問題が配布されてから解答方法の一部が「正しいものを〇つ選びなさい」方式に変わったことを知る。公式サイトでも事前にお知らせされてたの知らなかった……
難易度跳ね上がっとるやろがーい!
当てずっぽうでの正答率が普通だと5分の1だけど、この方式だと10分の1に……
なんで今期から変えるんだよぉぉ!
と思ったけど仕方ないね。
長い目で見たら、より正確な知識を身に着けた人が合格するのはいいことだし……

1科目あたり4問がこの新方式になってました(教育原理と社会的養護が2問ずつ、保育実習理論が3問)。
この方式で正解できたのが23問、1個だけ外したパターンが31問中8問。
4分の1落としてるな……今後受験する方は要対策だと思います。

前提条件

受験に有利に働いたと思われる要素を書いておきます。
・元々試験勉強は得意
 卒業大学の偏差値はサイトにもよるけど64~67くらいです。
・幼少期にピアノを習っていた
→音楽のめちゃくちゃ基本的なとこはわかる
・大学で教育学を学んでいた
→保育の心理学、保育原理、教育原理なんかで出てくる教育者の名前とかは馴染みがあった。
・子育て中(幼児と小学生)
→保育士試験を受験する上ではこれが一番大きかったかも。
ちょうど子どもが保育園に通っているので、「ああいう場面ね~」とか、「この間自己評価表張り出されてたな~」とか、イメージしながら勉強できたのは強かった。
特に「子どもの保健」と「子どもの食と栄養」に関しては、ほぼ母としての知識と経験だけで乗り切った感。
「子どもの保健」の問20を例に挙げると、
健康診断……1年に2回もやってない気がする……
「学校保健安全法」はよく知らんけど、ここ2~3年ぎょう虫検査とかやった記憶がない……
でも1回くらいはやったことある気がする……
ということは、今は寄生虫の有無は検査項目から除外されてるのかも……?
みたいな感じで、子育て現役まっただ中なことが功を奏して回答できたものも多かった。

使用した教材

翔泳社さんのこちらのシリーズを使用しました。

・『保育士 完全合格テキスト』上下 2023年版 
定価だと上下4,000円(税別)ですが、中古で上巻1,300円、下巻1,400円で購入。
1日目の科目が上巻、2日目の科目が下巻ってわけでもないのがちょっと不便かな。
あと上巻の最初の科目が、よりによって一番頭に入ってこない社会福祉と
子ども社会福祉だったことがモチベーションの低下を招いた面は否めない……
しかし逆にその2科目だけはまがりなりにも事前にテキストに目を通していた
からこそ、合格につながったのかもしれない……

・『保育士 出る!出る!一問一答』 2024年版 定価1,600円(税別)
・『ゴロ合わせでらくらく暗記!保育士要点ブック』第3版 定価1,780円(税別)
こちらも中古で2冊セット2,100円で購入。
ゴロ合わせは「逆に覚えにくいよw」っていうものが多い気が……
でも要点がまとまっていて持ち運びもしやすい。

かかった費用

・受験費用:オンライン申請・クレカ決裁で13,000円程度
・テキスト代:トータル4,800円
・修了証明書等必要書類の取り寄せ:郵送代等で1,000円弱
→両方速達にしたのに結局間に合わず、前期受験できなかったという……

実際の勉強法

・1年前~1週間前

テキストを読む。ただし前述の通り、1年で読み進められたのはわずか2章分(約180ページ)である。

・1週間前~2日前

〇×形式の一問一答をやってみる。
 章冒頭の要点チェックポイントを読む
→その章の一問一答をやりながら、わからなかったところ、知らない用語等は、都度ネットや要点ブック、テキストで調べる
という流れで勉強を進めた。
月曜祝日だったので、5時間くらいかけて3章分(保育の心理学、保育原理、子ども家庭福祉)やる。
火水木は平日なので日中は仕事や子どもの用事等で勉強できず。子どもが寝た後、22~24時に1章ずつ進めて、ようやく社会福祉、教育原理、社会的養護までたどり着く。

能動的に考えたり調べたりする学習法だったからか、テキスト読んでるのと比べて断然頭に入ってくる。
最初からこういう勉強法でやればよかった……

・試験前日

さすがに前日は性根を入れて勉強。ここでようやく過去問を解く。(もっと早くやっておけば……‼)
過去問は公式サイトから令和6年前期のをダウンロードして、自宅のプリンターで印刷。
印刷には1時間くらいかかった。印刷しながら子どもの保健の〇×に取り組む。
https://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/

この時点でかなり諦めモードで、せめて何科目かだけでも取れたら……という気持ちだったんだけど、過去問やってみたら、あれ……?意外と合格ライン取れてる……?ということに気付く。

そう……私は戦いの中で成長するタイプだったのである。
語学検定とか受験は、過去問をひたすら解く→見直すってスタイルで勝ってきたんじゃん!
なんで忘れてたんだろう?保育士試験ももっと早くからそうしておけばよかった!
と気付いても時すでに遅し感。前日やぞ。

30分弱で過去問を解いて、40分~1時間半くらいかけて見直し。
なんで間違えたのか、正解したのか、テキストやネットで調べて、自分で理解できる状態にする。
なお、見直しに一番時間を要したのは保育の心理学。

他にやらないといけないこともいろいろあったので、前日は初日の4科目の過去問と、保育所保育指針を一通り読んで終了。
過去問やってみて、保育所保育指針は絶対読んどいた方がいい!と感じたので、眠気と戦いながら1時間くらいがんばった。

過去問で手応えを得て、「やってやんぜ!」モードになってしまったからか、1時には布団に入ったものの、全く寝付けず3時近くまで目をギンギンにして過ごす。コンディション最悪や。

・初日終了後

お気づきかと思いますが、この時点で子どもの保育、子どもの食と栄養、保育実習理論はほぼ手つかずという絶望的な状況……
保健も〇×を1回やっただけなのでかなりヤバいが、更なるヤバい科目が控えているので、とりあえず限られた時間でよりヤバい方に取り組むことに。

子どもの食と栄養
要点ブックを一通り読む(1時間45分程度)
→過去問&見直し(45分程)

保育実習理論
1時間弱で過去問&見直し(5割しか取れなかった……)、要点ブックを流し見。
音楽系の問題は何を言っているのかすらさっぱりわからん!
でも移調の問題は毎年出てるらしいし、これだけは一夜漬けでもできるようになるかも……?
と、とりあえず挑戦。

You Tubeでこちらの音大卒さんの動画を2本くらい見たおかげで、何調か見分けられるようになり、移調もできるようになりました。ありがとう~!
https://youtu.be/xiQ-6FjfNWw?si=ufZMOpn9cUP23l3K

コードネームはものの何十分かで習得できる内容ではないと判断し切り捨て。もうちょっと時間あればやれたかもしれないけど……
ドミナントセブンスてどこの悪の組織~?って感じ(^^♪

疲れてるし、昨日あんまり眠れなかったから今日はぐっすり眠れるだろうと思いきや、この日もギンギン状態が続き2時半くらいまで眠れなかった。
2日連続睡眠時間4時間台だよ!

・2日目当日朝

6時半くらいに起きて教育原理と社会的養護の過去問をやる。
ギリのギリで合格いけるかぁ?くらいの手応え。
子どもの保健の過去問はやる時間がなかった……

ちなみに過去問を解くのにかかった時間は、1科目あたり大体25~30分くらいでした。
(10問しかない教育原理と社会的養護は5分ちょい、食と栄養は10分くらいでいけた)

休み時間は要点ブック見直そうと思ってたのに、昼食を買ったコンビニに忘れるという大失態。
取りに行く時間もなかったので、ここに来て1回も目を通していない下巻のテキストで直前見直しをする羽目に……
一番ヤバい子どもの保健に至っては、持ってきてない上巻に収録されてるので、一問一答の4ページくらいの要点チェックポイントを見直すしかないという有様。平静を装い、とりあえずそのページの情報を頭に詰め込む。

こうすればよかった……私に合ってた勉強法

振り返ってみると、以下のような勉強法が合っていたのでは……って感じです。

1.まず要点ブックで基本事項を頭に入れる(1日1章ペース。1~2時間×9科目)
2.一問一答をやりながら、わからないことを調べる。(3時間×9科目)
3.過去問&見直しを3セットくらいやる。(2時間×9科目×3セット)
4.できていない分野や体系的に知識を入れたい分野があれば、適宜テキストを読み込む等する

これを1ヵ月くらいかけてやれてたら、「一発でいける!」って手応えをもって本番に臨めていたのかな……
1ヵ月とは言わないまでも、せめて本気を出すのがあと1週間早ければな……
何にせよ過去問は早めに解いておくことを強くおすすめします。

自己採点結果

当日に保育士人材バンクさんのサイトを見て自己採点。手応え的には、社会福祉、子どもの保健、保育実習理論以外は取れてるんじゃないかと思ってたけど、9科目とも取れてました。
実際一番ヤバかったのは子どもの社会福祉。
後日、ユーキャンの自動採点の方も念のため確認。こんな感じの結果でした↓

令和6年後期 保育士試験 自己採点結果

受験当日

幸い土地勘のある会場だったので、スムーズに到着。コンビニで昼食を買って30分前には自分の席へ。
昼食は片手で食べられるようなもの(おにぎり、サンドイッチ、パワーバー等)をチョイスして、見直しに励む。おなかいっぱいになると眠くなりそうだし、おなかが空くと集中できなさそうだし、小分けにしてカロリー摂取。

受験者の年齢は若い人から50代くらいまでと幅広い感じ。男性も1割くらいいた印象。
直前に見直すのは要点ブックとかがよさそうだけど、大判のテキストを広げてる方も結構いました。
試験開始10分前くらいになると、試験監督さんが注意を読み上げ始めるので、このへんでテキスト等をしまいます。ちなみに受験票は忘れてもその会場の本部に行けば再発行してもらえるよう。

 解答用紙配布
→記載されているカナ氏名、受験番号、受験科目名に間違いがないか確認
→問題用紙配布
→解答用紙に漢字氏名だけ記入
→問題用紙に印刷ミスや抜けがないか確認
→試験監督の合図でスタート

という感じの流れでした。時間内に終わらないということはないので、特に緊張とかせず解けばいいと思います。教育原理と社会的養護以外は、30分経過したら退室できるので、見直し1回やったら退室して次の科目の勉強に充ててました。当日の直前の詰め込みは馬鹿にできないので、勉強不足な人はなんなら見直しとかしないで次の勉強をやった方が有意義かも。マークミスとかないかだけチェックすればよし。

おわりに


1週間前でもあきらめないでやれるだけやってよかった……
でも、もうちょっと早くやる気を出せてればよかった……早めに一通り各科目の内容にざっと目を通して、自分の得意そうなところからやったらいいのかな。まだ実技試験が控えてるので、ここまで来たらそちらもがんばって一発合格目指します!


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