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【小林和作】 油彩、 版画各種 査定 鑑定 買取 致します

『図録:「小林和作」展』は、2006年(平成18年)2月11日から3月26日まで田辺市立美術館で開催された展覧会の公式図録です。この図録は、洋画家・小林和作の画業を幅広く紹介し、その芸術の軌跡と魅力をまとめた内容となっています。 図録のサイズは280×220mmで、全96ページ構成。カラー作品図版63点を掲載しており、小林和作の代表作やスケッチを含む幅広い作品が収録されています。編集を担当したのは学芸員の三谷渉氏で、田辺市立美術館の発行、尾道市立美術館の特別協力により制作されました。

◎小林和作の芸術

小林和作(1888年8月14日生まれ、1974年11月4日没)は、日本の洋画家で、主に風景画を中心に制作しました。山口県吉敷郡秋穂町(現在の山口市)に裕福な地主の家に生まれ、京都市立美術工芸学校および京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)で日本画を学びました。在学中の1910年、第4回文部省展覧会(文展)に初入選し、才能を認められました。

1918年、日本画から洋画に転向し、鹿子木孟郎の画塾で学びました。翌年、家督を相続し、1921年に上京して梅原龍三郎、中川一政、林武らの指導を受けました。1924年、第2回春陽会展に「夏の果実」を出品し初入選、1927年には春陽会会員となりました。1928年から1929年にかけて渡欧し、セザンヌの影響を受けました。帰国後、弟の事業失敗により財産を失い、1934年に広島県尾道市に移住しました。同年、春陽会を退会し、独立美術協会会員となりました。

尾道では約40年間にわたり創作活動を続け、地方美術界の指導的役割を果たしました。また、文化振興にも尽力し、物心両面から援助を行いました。その功績から、1952年に中国文化賞、1953年に芸術選奨文部大臣賞、1971年に勲三等旭日中綬章を受賞しました。尾道市名誉市民、秋穂町名誉町民にも選ばれています。

彼の作品は、フォービズムの手法で風景を描き、伝統美の近代的開花を目指したものが多く、鮮烈な色彩と筆触による独特の風景画境を確立しました。また、美術収集家、随筆家としても知られ、「風景画と随筆」「春雪秋霜」などの著書があります。

1974年、広島での写生旅行中に転倒し、頭を強打して死去しました。享年86。命日の11月4日には毎年、墓所と筆塚のある西國寺で「和作忌」が開かれています。彼は「天地豊麗」という言葉を好んで使っていたと伝えられています。

小林和作の作品は、岡山県立美術館やしぶや美術館などに収蔵されており、彼の芸術性と地域文化への貢献は現在も高く評価されています。


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