【和気史郎】絵画査定鑑定買取致します

2024年8月20日 13:29

和気史郎
キャンバスに油彩

和気史郎（1925-1988）は、栃木県生まれの洋画家であり、特に能面や古寺の風景を描いた作品で知られています。彼は東京藝術大学で安井曾太郎に師事し、1952年に同大学の油絵科を卒業しました。その後、独立展に出品し、1957年に初入選を果たし、さらに1959年には独立美術協会の会員となりました。

和気の作品は、戦争と結核による影響が大きく、彼の絵画には虚無や無常観が強く表現されています。彼は特に滅びゆく古寺や能面の世界に魅了され、それらを描くことに生涯を捧げました。彼の作品は、写実的な技法から抽象的、象徴的なスタイルに至るまで幅広い表現を見せており、その中でも幽玄な雰囲気が際立っています。

彼の活動は日本国内だけでなく、各地で個展を開催するなど積極的に行われ、安井賞候補展にも出品されています。また、彼の生涯を通じて、能や古都の風景を題材にした作品群は、今日でも高く評価されています。和気史郎の作品は、栃木県の和気記念館をはじめ、多くの美術館で鑑賞することができます。

和気史郎

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