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【吉田勝彦】銅版画 査定 鑑定 買取 致します


『吉田勝彦版画集』は、1983年に形象社から刊行された銅版画家・吉田勝彦の作品集です。この版画集は、吉田の多彩な作品を網羅しており、彼の独特な技法と表現力を堪能できる内容となっています。特に、オリジナルの銅版画が3点収められた特装限定版も制作され、限定部数で販売されました。刊行を記念して、形象ギャラリーにて展覧会も開催され、吉田の作品が広く紹介されました。

◎吉田勝彦の銅版画

吉田勝彦(1947年生まれ、2022年没)は、日本の銅版画家として知られ、その繊細な技法と独特の表現で多くの作品を残しました。東京都練馬区に生まれた彼は、1969年に多摩美術大学絵画部油絵科を卒業し、その後、東京藝術大学大学院版画専攻科に進学しました。在学中、駒井哲郎の指導の下で銅版画制作に打ち込み、エングレーヴィングやメゾチントなどの技法を習得しました。

1974年から1975年にかけて、吉田はスペインやベネズエラなどの海外に滞在し、現地の風景や文化から多大な影響を受けました。特に、スペインの歴史ある街セゴビアを描いた作品「セゴビア晩秋」は、メゾチント技法を用いて重厚で美しい風景を表現しています。

帰国後、春陽会展に出品し、研究賞や岡鹿之助賞を受賞するなど、その才能が認められました。1980年には銅版画集『我心の部屋』を刊行し、続いて『乾いた黙想』や『森』、『隅田川河岸』などの作品集を発表しました。これらの作品集では、日常の風景や静物をテーマに、エッチングやメゾチント、カラーメゾチントなどの技法を駆使して、独自の静謐な世界観を描き出しています。

吉田の作品は、繊細な線と豊かな階調表現が特徴で、特に雁皮刷りによる作品では、その技術が際立っています。彼の作品は、愛媛県美術館や茨城県近代美術館などに所蔵されており、多くの人々に親しまれています。

2022年、茨城県石岡市で逝去しましたが、吉田勝彦の作品は、今なお多くの人々に感動を与え続けています。その独特の世界観と高度な技術は、日本の銅版画界において重要な位置を占めています。


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