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【池田満寿夫】 銅版画 / ドライポイント・エッチング 「風景」 査定 鑑定 買取 致します
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池田 満寿夫
タエコの朝食
ドライポイント・ルーレット・エッチング
36.5×35.5cm
◎池田満寿夫の銅版画
池田満寿夫(1934-1997)は、日本の版画家として広く知られており、特に銅版画の分野で大きな功績を残しました。池田はもともと油絵を学んでいましたが、1950年代に版画に転向し、その後のキャリアで多くの革新的な銅版画を制作しました。
池田が銅版画に取り組み始めたのは、彼の師である瑛九の勧めによるもので、当時の日本ではまだ珍しい技法であったドライポイントとエッチングを積極的に採用しました。彼の初期の作品は、鋭く繊細な線描が特徴で、その中には人間の内面や日常生活をテーマにしたものが多く見られます。日常的な光景をアイロニカルに描いた作品で、ドライポイントとエッチングを組み合わせ、さらにルーレット技法で色彩を加えることで、深い物語性を持った作品に仕上げられています。
1960年代になると、池田は東京国際版画ビエンナーレやヴェネツィア・ビエンナーレでの受賞を通じて国際的な評価を確立し、その作品は「東洋の影響」と「西洋のモダニズム」を融合させたスタイリッシュな表現が高く評価されました。彼の作品は、自由な線描とモダンな色使いが特徴で、どこか詩的で物語性のある雰囲気を持っています。
池田満寿夫は、版画家としての成功に加え、小説や映画、陶芸など多岐にわたる分野で活躍しました。特に1977年に発表した小説『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞を受賞したことでも知られ、アーティストとしての多面的な才能を発揮しました。
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