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【芹沢 銈介】 布 / 型絵染 「いろは図」査定 鑑定 買取 致します
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芹沢 銈介
いろは図
布に型絵染、174×314cm
◎ 芹沢銈介の型絵染
芹沢銈介(1895-1984)は、日本の著名な染色工芸家で、「型絵染」(かたえぞめ)の技法で広く知られています。型絵染は、芹沢が独自に発展させた染色技法であり、1956年に重要無形文化財の保持者(人間国宝)に指定されました。
型絵染は、布に型紙を使って糊を置き、その部分を染料から保護することで模様を作り出す技法です。芹沢はこの技法を駆使して、多くの日用品や装飾品を制作しました。彼の作品はカレンダー、のれん、風呂敷、壁掛け、絵葉書、絵本など多岐にわたり、日常生活に美を取り入れることを目指していました。
1955年、芹沢は自宅内に芹沢染紙研究所を設立し、ここでカレンダー、うちわ、グリーティングカード、包装紙など、多彩な日用品を生産しました。これにより、彼のデザインは多くの人々の日常生活に浸透し、広く愛されるようになりました。
芹沢の型絵染の技法は、以下のように進められます。まず、もち米を主成分とする防染糊を作り、型紙を使って布に糊を置きます。この糊が染料の浸透を防ぎ、模様を形成します。糊が乾燥した後、染料を塗布し、染色が完了したら布を洗浄して糊を取り除きます。これにより、保護された部分が白く残り、デザインが浮かび上がります。
また、芹沢の作品は静岡市にある静岡市立芹沢銈介美術館に多く収蔵されており、ここでは彼の多彩な作品とその技法を間近で観察することができます。
芹沢銈介の型絵染は、日本の伝統工芸を現代に引き継ぎ、その芸術性を高める重要な役割を果たしました。彼の作品は、今も多くの人々に愛され続けています。
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