【浮田 克躬】 油彩 査定 鑑定 買取 致します
浮田 克躬
キャンバスに油彩
◎浮田克躬の芸術
浮田克躬（1930年 - 1989年）は、日本の洋画家で、特に風景画や静物画で知られています。東京都杉並区で生まれ、母方の祖父である政治学者浮田和民に育てられました。彼は中学3年生の修了後、わずか15歳で東京美術学校（現在の東京芸術大学）油画科に特例で入学し、安井曾太郎と伊藤廉の指導を受けました。
1950年、20歳で東京美術学校を卒業し、新制作派協会の第14回展に初出品、その後も多くの展覧会で作品を発表しました。1954年には田崎広助に師事し、一水会展に出品した「教会」で初入選を果たし、その後も一水会展や日展で数々の入選を重ねました。
1959年から8年間にわたり、北海道をテーマにした「北の風景」シリーズを制作。1967年には初めて渡欧し、フランスを中心にヨーロッパ各国を巡り、その地の風景を描きました。また、中南米やブラジルなども訪れ、各地の風景を作品に取り入れました。
彼の作品は、重厚感と繊細さを兼ね備えた色彩と構図が特徴で、多くの賞を受賞しています。1988年には日展内閣総理大臣賞を受賞し、その芸術性が高く評価されました。彼の作品は今も多くの美術館やギャラリーで展示され、その独自のスタイルと技法は多くの人々に影響を与え続けています
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