【菅野矢一】 油彩 査定 鑑定 買取 致します
菅野 矢一
キャンバスに油彩
◎ 菅野矢一の芸術
菅野矢一（すがの やいち、1908年 - 1991年）は、日本の洋画家であり、その作品は主に自然風景や山々をテーマにしています。山形県山形市に生まれた菅野は、山形商業学校を中退後、小学校の代用教員や会社員として働いた後、画家を志して上京しました。川端絵画研究所で学び、1936年に文展で「黒牛」が初入選しました。
1939年には安井曾太郎に師事し、翌年には一水会展に初入選しました。1953年からはフランスに渡り、グラン・ショーミエールで学びました。帰国後は日展での入選を重ね、日展評議員、同参事、日展顧問などの役職を歴任しました。
菅野の作品は、特に蔵王山をテーマにしたものが多く、1982年には「くるる蔵王」で日本芸術院賞を受賞しました。この作品は、緑、青、紫を基調とした色面に分割され、ふるさとの山々を鮮明に描いています。その他の代表作には「蔵王暮色」などがあります。
彼の作品は、色彩豊かで緻密な描写が特徴であり、自然の美しさを深く表現しています。1991年に間質性肺炎で亡くなるまで、多くの展覧会に出品し続け、その作品は今なお多くの美術館で展示されています。
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