【平山郁夫】 版画/リトグラフ 「大和路」 査定 買取 致します。
作家名:
平山 郁夫
作品名:
大和路
技法:
リトグラフ
サイズ:
29.2×45.5cm
◎平山 郁夫の芸術
平山郁夫は、広島県出身の著名な日本画家で、特にシルクロードをモチーフにした連作絵画で知られています。彼は1945年の広島への原爆投下で被爆し、この経験が彼の平和への強い願いと後の作品に大きな影響を与えました。彼の作品は、仏教伝来の道であるシルクロードをテーマにしたものが多く、これは東西の交易路であり、異文化交流の道でもありました。
平山は1952年に東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業後、前田青邨に師事し、主に院展を舞台に活動しました。彼の初期の作品には「仏教伝来」があり、これはシルクロードの砂漠を旅する中国・唐代の僧・玄奘三蔵法師が描かれています。これ以降、平山はシルクロードや仏教をテーマにした作品制作を進めるようになりました。
平山郁夫の作品の特徴としては、「岩絵の具」を用いた独特な表現手法が挙げられます。岩絵の具は貴重な鉱石の粉にニカワを混ぜて使うもので、とても高価な画材です。平山はこの岩絵の具で朝景を黄、夕景を赤、夜景を青で表現し、「シルクロード・シリーズ」や「アンコール・ワット」の一連の作品でそれぞれの時間帯による表情の違いを表しています。
彼の作品は、文化遺産の保護と国際交流においても重要な役割を果たし、ユネスコ親善大使や東京国立博物館特任館長などを務め、後進の育成や文化発展にも貢献しました。2009年12月2日に79歳で亡くなるまで、平山郁夫は日本画の世界に大きな足跡を残しました。
◎平山 郁夫のリトグラフ
平山郁夫は、特にシルクロードや仏教をテーマにした作品で知られる日本画家です。彼の作品は、伝統的な日本画の手法と独自の表現を融合させたもので、神秘的で幻想的な雰囲気が特徴的です。特に原爆の後遺症に苦しみながら描いた「仏教伝来」以降、古代インドやシルクロードをモチーフとした作品が主となりました。
平山のリトグラフは、彼が自ら版画の制作に関わり、完成した作品は一枚一枚チェックされ、直筆サインがあるのが特徴です。また、落款(らっかん)と限定番号も入っています。高品質の岩絵具や顔料が用いられ、1つの作品に使われる版数も多いため、彼の表現に忠実に仕上げられた芸術作品となっています。一方で、高級複製画として、デジタル画像処理、プリント技術、版画技法を組み合わせて作られる「彩美版 IWA-E(R)」という技法も使用されています。これは岩絵具の質感をリアルに再現するために開発されたもので、画伯の承認印(物故作家の場合は遺族など著作権所有者や所蔵美術館などの監修印)、限定番号入りの証紙が額の裏に添付されています。
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