【鈴木竹柏】日本画 / 紙本・彩色 査定 鑑定 買取 致します
鈴木 竹柏
古都の春
紙本・彩色
65.2×53.0cm (15号)
◎鈴木 竹柏の芸術
鈴木竹柏(すずき ちくはく、1918年-2020年)は、現代日本画の巨匠として知られ、風景画や花鳥画で卓越した技術を発揮しました。神奈川県逗子市に生まれ、19歳で日本画家・中村岳陵に師事し、彼の内弟子として修業を積みました。彼は、東洋絵画で重要視される「気韻生動」という概念に影響を受け、自然の中に潜む「気」を捉え、それを表現する作品を多数生み出しました。彼の作品は、自然や風景に宿る見えないエネルギーや生命力を視覚化したもので、幽玄でありながらも力強い印象を与えます。
鈴木竹柏の作品は、しばしば重厚な風景画で知られており、特に妙義山を題材にした作品《煌》(2009年)は、日展に出品され大きな注目を集めました。彼は自然の「気」を巧みに表現するために、淡い色彩から深みのある濃淡まで使い分け、細部にわたる精緻な描写を施しました。また、竹柏の画業におけるテーマは「気」を描くことであり、この目に見えない自然の力や流れを感じさせる作品が高く評価されています。
彼の作風は、師である中村岳陵の影響を受けつつも、独自の表現方法を追求し続けました。彼は日本画の伝統技法に忠実でありながら、現代的な解釈を加え、絵画に深い精神性をもたらしました。彼の風景画は、自然の荘厳さを尊重しつつ、その中にある微細な生命の鼓動や静寂さを見事に表現しています。
鈴木竹柏は、1956年に日展で特選を受賞し、その後も数々の賞を獲得。1988年には日本芸術院賞を受賞し、1991年には日本芸術院の会員に選ばれ、2007年には文化功労者の称号を授与されました。さらに、彼は日展の理事長や会長も歴任し、現代日本画壇の発展に多大な貢献をしました。
晩年まで精力的に活動を続けた竹柏は、2020年に101歳で亡くなりましたが、その芸術は今なお多くの美術館で展示され、日本画の巨匠としての名声を保持し続けています。
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