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【木島桜谷】 日本画軸装 / 絹本・彩色 査定 買取 致します。


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  • 作家名: 木島 桜谷

  • 絹本・彩色


◎木島櫻谷の芸術

木島櫻谷(本名:木島文治郎、1877年 - 1938年)は、明治から昭和初期にかけて活動した四条派の日本画家です。彼は「大正の呉春」「最後の四条派」とも称され、四条派の伝統を受け継ぎながら、独自の情趣あふれる画風で知られています。

櫻谷は1892年に京都の画壇の大家、今尾景年に師事し、絵画だけでなく漢学や本草学なども学びました。彼の初期の作品は主に動物画で、その後、花鳥画や山水画、歴史人物画など幅広い題材に取り組みました。特に、大きな画面で描かれる屏風絵を得意とし、その技巧は評価されましたが、時には批判も受けました。

櫻谷は四条派の伝統に新たな息吹を吹き込み、特にその色彩感覚と動物を描く際の擬人化された表現は、観る者に親しみやすさと暖かみを感じさせるものでした。しかし、晩年には精神を病み、1938年に非業の死を遂げました。彼の遺作や習作、スケッチなどは「櫻谷文庫」に収蔵され、研究や展示が行われています。

◎四条派

四条派は、江戸時代中期に京都で形成された日本画の画派で、日本画界で大きな影響力を持っています。この画派は、呉春(松村月渓)を祖としており、彼の弟子たちやその後継者によって発展しました。四条派の名前は、京都の四条通り周辺に住んでいた画家たちに由来しています。
四条派の画風は、写生を基本としており、その繊細かつ緻密な表現が特徴です。初期は動物画や風景画に強みを持ち、後に花鳥画や人物画にもその技術が生かされました。また、この派の画家たちは、文人画(南画)の影響を受けつつ、円山応挙などの写実性の高い表現とも結びついていることが特徴です。
代表的な画家には、岡本豊彦や松村景文がおり、彼らは多くの弟子を持ち、四条派の画風を広めることに貢献しました。明治時代に入ると、四条派の画家たちは西洋画の技法を取り入れ、新しい画風の展開にも挑戦しています。


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