【鴨居玲 かもい れい】 パステル画 査定 買取 致します。
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◎鴨居 玲の芸術
鴨居玲(かもい れい、1928年2月3日 - 1985年9月7日)は、日本の洋画家で、石川県金沢市出身です。彼のアートキャリアは多岐にわたり、特に具象画や抽象画において顕著な才能を発揮しました。
1946年に金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)に入学し、昭和洋画壇を代表する画家宮本三郎に師事。二紀会に作品を出展し、才能を認められました。しかし、彼の作風は当初確立されておらず、具象や抽象などを模索し苦悩していました。
鴨居は自身のスタイルを確立するために、1964年にブラジル、フランスのパリ、イタリアのローマを渡り歩き、1969年には「静止した刻」で権威ある安井賞を受賞しました。1971年にはスペインのバルデペーニャスにアトリエを構え、多くの傑作を生み出しました。
彼の作品は、人間の絶望と希望を深く掘り下げたもので、しばしば自画像や人物画において目の玉や視線を描かないスタイルが特徴です。このスタイルには仏像の影響があったと語っています。また、制作スタイルにおいても非常に独特で、一つの絵を完成させるためには何枚ものデッサンを描くことが必要で、エネルギーが最高潮に達するまで筆を握らず、一気に描き上げるという過程を経ていました。
鴨居は1985年に57歳で亡くなりましたが、没後も彼の作品は高い評価を受け続けており、日本洋画界における重要な存在として認識されています。
◎鴨居玲の人物像
鴨居玲の人物像についての特徴はいくつかの重要な点で特定できます。彼の作品は、独特の表現スタイルと深い感情表現で知られています。
目の描写の欠如: 鴨居玲の人物画において最も顕著な特徴の一つは、目の玉や視線を描かないことです。これは仏像からの影響を受けたとされています。この特徴は、彼の作品に一種の神秘性や深遠な感情をもたらしています。
表情の豊かさ: 目を描かないにもかかわらず、彼の人物像は表情が豊かです。これは、口元、顔の輪郭、そして体の姿勢によって表現されています。これらの要素が複合的に作用し、人物の内面的な感情や状態を伝えています。
自画像の多用: 鴨居玲は自身の自画像を多く描いており、これらの作品を通じて彼自身の内面的な探求や自己表現を行っています。これらの自画像は、彼の芸術的な成長や心理的な変化を追体験する手がかりとなります。
シュルレアリスティックな要素: 一部の作品にはシュルレアリスムの影響が見られ、現実と夢の境界線を曖昧にするような描写がなされています。これにより、彼の人物像は現実の枠を超えた深い感情や思索を表現しています。
具象と抽象の融合: 鴨居玲は具象的な表現と抽象的な要素を融合させることで、人物像に独特の深みと多層性を与えています。このスタイルは、彼の作品全体に特有の雰囲気を作り出しています。
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